中国経済が危ない
最近ニュースを賑わしているのが、中国の株価暴落だ。
中国は住宅バブルの後に、政府が株のPRキャンペーンを行ったことで株バブルが起きていた。株価はどんどん上がり、一般市民が投資をしたことで資産を形成することができたのだ。
その影響は日本でも顕著に出ている。中国人観光客が大幅に増え、各地で「爆買い」を行っている。中国人観光客の多いショッピングモールは、軒並み前年比130%以上をたたき出している。東京・大阪のホテルは全く取れない状況で、価格も前年に比べ高くなっている。
また、頭の良い中国人は、日本の不動産を買い占めている。都心のタワーマンションを購入することで、中国バブルが弾けても資産を失わないようにしているのだ。その影響で、日本でもマンションバブルが起きており、豊洲などの湾岸エリアは2,000万円〜3,000万円の値上がりもあるほどだ。
上海に行ったことがある人は分かると思うが、上海のタワーマンションはあまり人が住んでいない。不動産の価格が上がっていたため、転売目的で買う人がほとんどだからだ。
しかし、当たり前だがバブルは続かない。これだけの異常な状況だったため、私はこの半年で資産のほとんどを現金化した。元々は株・外貨に比重を置いていたが、現在は9割が現金で持っている。
中国バブルが弾けると、株の暴落と円高は必ず起こる。これまで爆買いをしていた中国人観光客は減り、円高になることでマンションにも割安感が無く、価格も落ち着いてくるだろう。
円高になった場合、現金として持っておくとお金の価値は上がる。1ドル125円が100円になると、輸入品が安くなり物価は下がるが、持っている現金は変わらないためだ。
今後、どこまで問題が深刻化するかは分からない。ただ、私は日本の株高・円安はこれ以上大きく進まないと考えている。そこで、資産のほとんどを現金として持つことにした。