4人家族で水道代を節約したいあなたへ
「自分の家庭では、水道代は高い方なのかな?」と疑問に思う方が多いです。
水道代は、地域によって金額が違います。つまり、水道代を節約するにあたっては、金額もそうですが使用量を注意する必要があります。
なお、4人家族の場合、水道代は平均6,044円となっています。(平成28年度|長期時系列データ) つまり、6,000円よりも低ければ、あなたの家庭では平均を下回っていると言えます。
また、使用量としては4人家族の平均は25.1m3となります。金額は地域によって差があるため、この使用量よりも高いか低いかをまずは確認してみてください。
今回は、4人家族の水道代について、計算方法など詳しく解説します。
水道代は「上水道料金」「下水道料金」に分けられる
まず、水道代は「上水道料金」「下水道料金」の2種類が請求されています。
上水道料金とは、あなたが使った水の量に掛かる水道代です。計算方法が複雑で、基本料金+従量料金で計算されます。また、使用する量によって段々と単価が上がる計算になっています。
下水道料金とは、あなたが使った水を下水道に流す費用です。下水道料金は、使った分だけ発生する従量料金となります。
上水道料金の計算方法
上水道料金は、基本料金+従量料金で計算されます。
基本料金
基本料金は、水の使用量に関わらず必ず請求される料金です。基本料金は、口径サイズによって異なります。
東京都23区の口径サイズ別基本料金
13mm 860円
20mm 1,170円
25mm 1,460円
1世帯で一般的な契約の場合、13mm口径での契約が多くなっています。最近では、20mm口径の契約が増えてきました。二世帯住宅の場合は、25mm口径での契約が一般的です。
口径の大きさが違うと、一度に使用できる水の量が変わります。例えば、13mm口径の家庭でお風呂のお湯を入れながら台所で洗い物をすると、水の水圧が低下するといった影響があります。
従量料金
「従量料金」は、使用した量に対して料金が掛かります。水道代を節約する中で、基本料金は変えられないので従量料金を節約することが必要となります。
1m3~5m3 : 0円
6m3~10m3 : 1m3につき22円
11m3~20m3 : 1m3につき128円
21m3~30m3 : 1m3につき163円
31m3~50m3 : 1m3につき202円
下水料金の計算方法
下水道の料金は、水道料金と一緒に徴収されます。
下水料金とは、使った水を下水道に流すための料金です。水を使った分だけ、下水道を使うための費用が掛かります。水道料金と違うのは、下水料金は基本料金がなく従量料金だけとなります。排出量は、水道の使用量と同量とみなして算出します。
一例として、東京都23区の下水料金は下記となります。
0m3~8m3 : 560円
9m3~20m3 : 1m3につき110円
21m3~30m3 : 1m3につき140円
31m3~50m3 : 1m3につき170円
51m3~100m3 : 1m3につき200円
101m3~200m3 : 1m3につき230円
201m3~500m3 : 1m3につき270円
501m3~1000m3 : 1m3につき310円
1001m3以上 : 1m3につき345円
水道料金の計算方法(例)
4人家族の使用する水道量は、平均25.1m3です。20mm口径の場合、東京23区の料金を当てはめると計算式は下記となります。
・基本料金
1,170円(税込1,263円)
・従量料金
1~5m3 : 0円×5m3= 0円
6~10m3 : 22円×5m3= 110円
11~20m3 : 128円×10m3= 1,280円
21~24m3 : 163円×5.1m3= 831円
合計 : 2,221円(税込2,398円)
・下水料金
0~8m3 : 560円
9~20m3 : 110円×12m3= 1,320円
21~24m3 : 140円×5.1m3= 714円
合計 : 2,594円(税込2,801円)
・合計
5,985円(税込6,462円)
水道代の節約術を1つずつ実践しよう
4人家族の水道代について、平均金額6,044円・水道量25.1m3という数字は必ず把握しておいてください。
そして、あなたの家庭では、水道量25.1m3以下にすることは第一の目標としましょう。そして、段々と減らしていくことが重要です。
金額を目標にしてしまうと、市町村によって金額が異なるため目標を立てづらくなります。また、あなたの家庭の使用する水道量が分かったら、1つずつ水道代の節約術を実践してみましょう。
↓水道代の節約術については、下記の記事で詳しく解説しています。
【2019年版】水道代を大幅に節約するために私が行っている21の方法
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