建売住宅を購入する際の注意点6選|実際に探してみて分かったことを記録してみる

 

建売住宅を購入しようと思う

建売住宅を購入しようと思う私は今年30歳になるが、子供も生まれたのでそろそろ一戸建てを購入したいと思っている。

一戸建てに住もうと思ったのは、長い目で見てマンションよりも費用が掛からないためだ。マンションの場合、毎月の費用として駐車場代・管理費・修繕積立金といった費用が数万円掛かる。同じ金額で購入するのであれば、一戸建ての方が圧倒的に維持費が掛からない。

また、マンションは建物が大きなウエイトを占めるが、戸建は土地の価格が大きい。建物は老朽化して資産としての価値がなくなるが、土地は価格が下がらなければそのままだ。20年〜30年経って売却を考えた時に、資産として残りやすい。

また、中古の物件を購入する場合、仲介手数料が高い。その点、建売住宅であれば仲介手数料が掛からず、諸経費が抑えられる。中古住宅は安いし固定資産税も少ないが、建売住宅の残り少ない物件を買い叩く方が得をすると判断した。

また、注文住宅も検討したが、建売住宅の方が良かった理由はいくつかある。

 

建売住宅のメリット3つ

建売住宅のメリット3つ注文住宅に対して、建売住宅のメリットを挙げていく。
 
 
①物件価格が安い

建売住宅は、基本的に不動産会社が大きな土地を仕入れて、区画を割って販売する。100世帯以上の分譲地も多いのが特徴だ。

土地を一括で仕入れているため、まず土地の仕入れ値が安い。そして、建物の建築費用もまとめて建築することで安くなる。バスルームやトイレといった設備もコンペで安く仕入れられるところに発注すると、コストダウンを図ることが可能だ。

こういった理由から、注文住宅よりも安いのがメリットだ。土地の価格は注文住宅だろうが変わらないので、建物費用を安く購入することができれば、資産価値としては高くなる。
 
 
②同じ世代の家族が集まる。

注文住宅の場合は、周りに家が建っている場所がほとんどだ。すでに形成されているコミュニティに入っていくことになる。

対して大型分譲地の場合は、ほとんどが小さい子供のいる家族が購入する。同じ世代の家族が集まるため、コミュニティが作りやすい。

小学校までの登校も一緒に行く友達が近くにいたり、同じ世代が集まることはメリットが大きい。
 
 
③購入する前に建物を確認できる

注文住宅の場合、建物を事前に確認することができない。「建築したらイメージが違った」という可能性があるのだ。

建売住宅は既に建築された物件を購入するため、事前に建物を確認できる。

 

建売住宅を購入する際の注意点6つ

建売住宅を購入する際の注意点6つ前置きが長くなったが、いよいよ本題の建売住宅を購入する際の注意点を紹介していく。
 
 
①間取りは妥協と工夫が必要

建売住宅は間取りが既に決まっているため、自分にとって100%納得できる間取りに出会うことはできない。

そこで、いくつも物件を回り、工夫できる点はないか考えよう。例えば、トイレと洗面所が遠くて不便なのであれば、トイレに手洗い場を設ける。子供が3人出来たり、親と同居することを想定するのであれば、5LDKの家を探すのではなく、4LDKでも大きな部屋を割ったり、和室が欲しいのであれば大きなLDKを一部和室にするなど、意外に大きな費用が掛からない。

売れ残っている物件は、どこか間取りに問題があることが多い。そのデメリットを少しの費用を掛けることで、安いのに理想的な物件を購入できる。
 
 
②外観も妥協と工夫をする

間取りと同様に、外観もなかなか好きな物件に出会うことがない。

外観の場合、家の前にオシャレな仕切り壁を立てるなど、アクセントを入れることで印象はガラリと変わる。外観も自分で工夫することを考慮して、購入できる物件の幅を広げよう。
 
 
③土地の資産価値を考える

建売住宅のメリットは、資産価値を残しやすいことだ。土地1200万円・建物3000万円の注文住宅よりも、土地1200万円・建物2000万円の建売住宅を選ぶことで、費用対効果の高い家を購入できる。

建売住宅の場合、UR都市機構などから不動産会社が格安で土地を購入している場合もある。土地の価格を抑えても利益が出るため、購入者にとっては嬉しい価格となる。

路線価・地盤・過去の災害・駅からの距離・角地・南向き・隣の家との距離など、価値のある土地を購入することを考えよう。
 
 
④周辺で考慮するべきは駅・小学校・中学校までの距離

戸建を購入する場合、駐車場も無料で付いてくるので基本的には車生活になる。買い物や病院などは、基本的に車で行くことができる。

そこで、考慮するべきは駅・小学校・中学校までの距離だ。後は、公園も近くになる方が良いだろう。

この3つを網羅することは難しい。駅から近い場所に小学校・中学校があるのは稀だからだ。

家の周りに同じ世代が集まっており、道路も歩道がしっかり整備されているのであれば、徒歩15分〜20分でも何とかなる。(これは人によって感じ方は違うだろう)逆に帰りが遅くなる中学生や、電車を利用する高校生・大学生だと駅に近いほうが危険が少ない。
 
 
⑤物件価格ではなくメンテナンス費用も含めて考える

「物件価格は4000万円が予算」という方は多いが、物件価格だけでなくメンテナンス費用も考慮して家を購入するべきだ。

外壁がタイルであれば30年間はメンテナンスがいらず、外壁だけで100万円以上の差が出てくる。また、太陽光発電が多く搭載されていれば、10年で100万円以上の差が出たりする。

エアコンや家具が付いている物件もある。逆に当然ありそうな網戸やシャッターが付いていないといったケースもあるので、物件価格だけでなくメンテナンス費用も含めて検討しよう。
 
 
⑥ゴミ捨て場・自治会は大事

ゴミ捨て場の場所は、毎日のことなので意外に大事だ。また、自治会は地域によって特色があるので、自治会についても把握しておくべきだ。

 

まずは何件も回って知識を付ける

まずは何件も回って知識を付ける建売住宅で数件見て購入する方もいるが、まずはとにかく様々な会社の建売物件を回ってみよう。自分の理想はどんな家なのか、段々とわかってくる。

また、時間があれば注文住宅も回ってほしい。建売住宅の営業マンは売ることが仕事なので、家の知識は浅い場合が多い。注文住宅の営業マンは建築の知識が豊富なため、どのような家が良いのが分かっている。

長期優良住宅や省令準耐火構造など、税金や保険料が何十万円と変わってくる家もある。こういった知識があれば、物件価格だけに惑わされず理想の家を買うことができる。

 

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