新幹線を使いこなそう
新幹線にいつも定価で乗っている方は、これまでかなりの損をしている。
新幹線に安く乗る節約術は、意外に知られていない。しかし、新幹線は高額なため、年に数回の利用でも節約をすることで家計が楽になる。
今回は、新幹線に安く乗る方法を3つ紹介する。
東海道新幹線
東海道新幹線は、東京から博多までを結ぶ最もメジャーな新幹線だ。
東京-新大阪間では、通常14,140円となっている。東海道新幹線は人気のため、金券ショップに行っても1,000円前後しか安くなっていない。
しかし、そんな東海道新幹線でも節約できる方法がある。
・ぷらっとこだま
「少し時間が掛かっても安く東海道新幹線を利用したい!」という方に、強くオススメするのが「ぷらっとこだま」だ。
東京-新大阪間の場合、27%OFFの10,300円で乗ることができる。圧倒的に安いだけでなく、おまけに「ふらっとフリークーポン」という東海道新幹線各駅で使用できるドリンク券(ペットボトル・350ccのビール・コーヒーのいずれかと交換)がもらえるプランだ。
ぷらっとこだまは、JRが発行している切符ではない。旅行会社のJR東海ツアーズが販売しているツアー商品となっている。
仕組みとしては、JR東海ツアーズがJR東海から一括してこだまの座席を購入し、バラ売りすることで安く提供されている。
<指定席>
東京~静岡 6350円 → 4600円(差額1750円)
東京~浜松 8290円 → 6500円(差額1790円)
東京~名古屋 10880円 → 8100円(差額2780円)
京都~京都 13600円 → 10100円(差額3500円)
東京~新大阪 14140円 → 10300円(差額3840円)
<グリーン席>
東京~静岡 8580円 → 6600円(差額1980円)
東京~浜松 11880円 → 8500円(差額3380円)
東京~名古屋 14470円 → 9100円(差額5370円)
京都~京都 18380円 → 11600円(差額6780円)
東京~新大阪 18920円 → 11800円(差額7120円)
しかし、ぷらっとこだまを利用する際には、いくつか注意点がある。
「全てのこだま号が対象な訳ではない」
自分の乗りたいこだま号があっても、ぷらっとこだまは全ての新幹線で販売されているわけではない。必ずホームページをチェックしよう。
「乗車変更できない」
予約時に指定した列車・区間・席にしか座れないため、乗り遅れても自由席に乗れる通常の新幹線切符とは異なる。また、10日前からキャンセル料が発生する。
「途中下車できない」
すでに決まっている出発駅・到着駅以外からは降りられない。
「新幹線停車駅でのみ有効」
ぷらっとこだまは新幹線停車駅でのみ有効なので、東京からであれば東京都区内はJRが無料になる通常の新幹線と違い、新幹線以外では利用できない。
ぷらっとこだまは、予約方法が2つある。
1つ目は、ネットからの予約だ。ネットからの申し込みは「e-ぷらネット」から可能となっている。5日前までに申し込みをする必要がある。
2つ目はJTB支店からの予約だ。ネットからの申し込みが間に合わなくても、JTB支店であれば前日まで申し込みが可能となっている。
・エクスプレス予約
ぷらっとこだまは安いけど、時間が掛かり事前の予約が必要というデメリットがある。そこで、次にオススメしたいのが「エクスプレス予約」だ。
エクスプレス予約の場合、東京-新大阪間で通常14,140円のところを13,370円だ。3日前までに予約が必要な「IC早特」の場合、12,340円で乗ることができる。
しかも、エクスプレス予約はPCやスマホから簡単に当日でも予約ができる。座席指定もできて、急な予定変更にも対応が可能となっている。
「グリーンプログラム」
また、エクスプレス予約にはグリーンプログラムというサービスがある。エクスプレス予約を利用するごとにポイントがたまり、普通車と同じ値段でグリーン車に乗ることができる。必要なポイントは、のぞみ1000ポイント、ひかり800ポイント、こだま600ポイントとなっている。
「デメリット」
エクスプレス予約のデメリットは、専用のクレジットカードを作る必要があることだ。専用のクレジットカードは、年会費が1,080円掛かるので、年に1回往復をすれば元が取れる。
東北・上越新幹線
次に、東北・上越新幹線を乗る方の節約術を紹介する。
東北・上越新幹線を安く乗る方法は、何といっても「トクだ値」の活用だ。JR東日本では、「えきねっと」というサイトから新幹線のチケットを購入することができる。
トクだ値とは、乗車券と指定席特急券(普通車又はグリーン車)がセットになった割引切符だ。通常金額(窓口発売額)の最大35%OFFで購入できる、超お得な切符となっている。
乗車日の2週間前までの発売「お先にトクだ値」(新幹線のみ、25%~35%割引)を利用すると、東京-仙台間が通常10,590円のところ6,870円で乗ることができる。これを使わない手はない。
申し込み期間は「乗車日の1ヶ月前(同日)の午前10時00分から13日前の午前1時40分まで」なので、1ヶ月前から予約が入り始める。
早めに予定を立てる必要があるものの、これだけの割引率なので必ず活用しよう。
新幹線を安く乗る方法まとめ
今回は新幹線に安く乗る方法を3つ紹介した。
「東海道新幹線」
・ぷらっとこだま 27%OFF
・エクスプレス予約 13%OFF
「東北・上越新幹線」
・お先にトクだ値 35%OFF
今まで通常料金や金券ショップなどで買っていた方は、割引率が良いこの3つの方法をフル活用してほしい。
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