シェアカーは急速にサービスを拡大している
家計支出の中で大きなウエイトを占めるのが「車の維持費」です。
最も大きな出費は家の費用ですが、家の費用を0円にすることは出来ません。しかし、車は持たなければ費用が全く掛からなくなります。
しかし、車を持っている人が明日から車無しの生活になるのは厳しいですね。そこで今サービスが急速に広がっているのが「シェアカーの活用」です。
最近では、多くの駐車場で「カーシェアリング」の告知がされています。シェアカーの大きなメリットとして、車の維持費が掛からなくなることです。
車に掛かる費用を、あなたはきちんと把握しているでしょうか?年間で掛かる費用は、一般例として年間68万円・月間5万7千円となります。しかも、この価格には車本体の費用は含まれていません。
・ガソリン代:約6万5000円
・自動車税:3万9500円
・重量税:3万円
・車検:6万円
・自賠責保険料:1万5110円
・任意保険料(新規):21万円
・その他整備費:2万5000円
・駐車場代:24万円(2万×12ヵ月)
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合計=68万4610円
※年間走行距離5000km以下を想定
※2年毎にかかる費用は1/2で計算
仕事などで毎日使う方にはシェアカーをオススメ出来ませんが、週末だけ使う方や普段はスーパーへの買い物や送り迎えぐらいしか使わない方にとって、シェアカーの利用は大きなメリットがあります。
今回は、シェアカーのメリット・デメリットについて詳しく解説していきます。
シェアカーのメリット8選
まず、シェアカーのメリットを8つ紹介します。
・とにかく安い
マイカーを持つことに比べて、車の費用を大きく削減できることが最も大きなメリットです。
マイカーの場合、車の購入費・車検費用・税金・保険・ガソリン・駐車場代といった様々な費用が掛かります。
対して、シェアカーを使えば、費用として掛かるのは利用料のみとなります。
・誰にも会わずに乗り出せる
レンタカーで面倒なのが、借りるまでの手続きです。レンタカーまで行って、担当の人と手続きをする必要があります。
シェアカーの場合、スマホで予約して3分後には借りられます。貸出・返却時に煩わしい手続きが一切ありません。
・24時間借りられる
レンタカーの場合、例えば営業所の営業時間が8時~20時であれば、その時間内に返却しなければいけません。
対して、シェアカーはスマホで予約してそのまま車に乗れます。24時間好きな時間に借りられて、返却できるのは嬉しいです。
・ちょい乗りが出来る
スマホで予約して24時間借りられるので、ちょい乗りに便利です。
ちょっとした買い物や送迎でも、シェアカーは活躍します。15分から借りられるのは嬉しいです。
・ガソリンを満タンにして返す必要が無い
レンタカーと違い、シェアカーはガソリンを満タンにして返す必要がありません。
「借りた時にガソリンが少なかったらどうするの?」と思うかもしれませんが、借りる時にスマホからガソリンが少ないかどうか分かります。
また、給油をすると15分無料になるので、わざわざガソリンが少ない車種を借りて給油する人が多いのです。これまでガソリンが無くて困ったことはありません。
・旅行先や出張先で借りられる
例えばあなたがタイムズのカーシェアリングと契約している場合、旅行先や出張先にタイムズのカーシェアがあれば借りることが出来ます。
旅行では車でしか行けない場所もあるので、シェアカーがあれば重宝します。
・車両メンテナンスをしなくても良い
マイカーの場合、エンジンオイルやタイヤの空気圧など、車両メンテナンスを自分で行う必要があります。
シェアカーの場合、面倒な車両メンテナンスは業者が全て行ってくれます。
・必要な時に必要な車種が借りられる
デートの時はマイカーでは乗らないようなかっこいい車に、大人数で乗る場合はミニバンに乗るといった使い分けも可能です。
シェアカーのデメリット13選
次に、シェアカーのデメリットを13個紹介します。
・他の予約が入っていると乗れない
他の予約が入っていて、借りたいのに借りられない場合があります。
以前から決まっている予定は予約が出来るので問題ないですが、急に使いたくなったけど使えないケースが出てきます。
家の近くにいくつかカーステーションがあれば、乗りたい時に乗れないリスクはある程度回避出来ます。
・荷物を積みっぱなしに出来ない
当たり前ですが、シェアカーは荷物を積みっぱなしに出来ません。ゴルフ道具や子供の着替えなど、車に載せておきたいものはありますね。
・月額基本料金が掛かる
各シェアカーの料金体系は、980円の基本料金で980円分の無料枠が付くといった内容になっています。
無料枠を必ず使い切れるのであれば問題ないのですが、使わなかった場合でも月額基本料金は掛かります。
例外として、オリックスカーシェアには基本料金が掛からないプランがあったり、学生向けには基本料金が無いプランもあります。
・チャイルドシートを持ち込む必要がある
シェアカーにはチャイルドシートは一部の車を除き設置されていません。
4歳以上が使えるジュニアシートは標準装備です。チャイルドシートを毎回載せるのは面倒ですね。
・時間内に返却する必要がある
これも当たり前なのですが、予約した時間内に返却する必要があります。
例えば、病院に行くためにシェアカーを使った場合、病院が混んでいて思っていたよりも待たされることがあります。
次の予約が入っていなければ延長可能ですが、予約がすでに入っていると利用できません。
シェアカーは予約時間に対して料金が掛かるのではなく、利用時間に応じて掛かるシステムになっています。長めに予約を取っておくことが大事です。
・ついつい時間が気になってしまう
あなたが15分206円のショートプランで予約している時に、「あと3分以内に返却しないと+206円掛かる」というケースが出てきます。
運転に焦りは禁物ですが、ついつい時間が気になるのはデメリットとなります。
・乗り捨て出来ない
レンタカーには他の営業所に返却できる「乗り捨てサービス」がありますが、シェアカーは借りたカーステーションに返却しなければいけません。
引っ越しで車を使って引っ越し先に返したい場合など、乗り捨ての場合はレンタカーを利用しましょう。
・前の利用者が綺麗に使用していない可能性がある
レンタカーは毎回営業所に返却するので、必ずクリーニングした車を借りることが出来ます。
シェアカーの場合、定期的にメンテナンスは入るものの、利用者のマナーが重要になります。
私は今まで利用してきて「汚い!」と思ったことはありませんが、汚くなっている可能性はあります。
・タバコが吸えない
シェアカーは全て禁煙です。タバコを吸う方は辛いですね。iQOSなどの電子タバコもNGになっています。
・毎回ドライビングポジションを設定する必要がある
マイカーと違い、毎回ドライビングポジションを設定し直す必要があります。
座席のポジション・サイドミラー・ルームミラー・カーナビの設定など、毎回変更するのは結構面倒です。
・ペットを乗せることは出来ない
シェアカーを快適に使うための規約として、ペットを乗せることはNGはとなっています。
・灯油を運べない
シェアカーので灯油を運ぶのはNGです。臭いのせいで、次の利用者が不快に思ってしまうためです。
・「わ」ナンバーが恥ずかしい
レンタカー同様に、シェアカーも「わ」ナンバーになります。
最近はあまり聞かれませんが、マイカーがステータスだった以前は「前の車はわナンバーだ」と言って馬鹿にすることもありました。
メリット・デメリットを把握して利用しよう
ここまで紹介してきたように、レンタカーとシェアカーではかなりの違いかあります。
マイカーを手放して、ちょっとした買い物や送迎をする場合はシェアカーを利用すれば、あなたの家庭は劇的に改善されます。
2台あるうちの1台はシェアカーに切り替えるなど、ぜひ検討してみてください。
↓「カーシェアリングの選び方」については、下記の記事をチェック!
カーシェアリング比較!車代を3分の1にする
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