水は1人当たり1日約240リットルも使っている
あなたは毎日どれくらいの水を使っているかご存知でしょうか?
水は1人当たり1日約240リットルも使っています。私もこの数値を聞いた時は「そんなに使っていない」と思いましたが、計算してみると確かに納得できます。
どこでそんなに水を使っているのでしょうか?下記が水を使っている場所の割合となります。
1位・・・お風呂(40%)
2位・・・トイレ(22%)
3位・・・キッチン(17%)
4位・・・洗濯(15%)
5位・・・洗面所(6%)
お風呂は納得ですが、意外とトイレで使っている水の量が多い印象です。水は意識すれば大きく使用量を減らすことができます。
今回は、家庭でできる極限まで節水する方法を紹介します。
お風呂でできる節水方法4選
まず、最も水を使っているお風呂でできる節水方法を4つ紹介します。
・節水シャワーヘッドを使う
費用対効果の高い節水アイテムとして、「節水シャワーヘッド」の活用をオススメします。
節水シャワーヘッドとは、シャワーの出る穴の数を少なくすることで節水できる節約グッズです。通常のシャワーヘッドに比べて、約30%の水を節水することができます。
シャワーの穴が少なくなるだけなので、水圧も変わりません。また、一時止水スイッチが付いている物が多く、こまめに水を止めることができます。
amazonで最も売れている「タカギ(takagi) シャワーヘッド キモチイイシャワピタT」は、1,109円(2018年8月)で売られていますが、節水効果は抜群です。すぐに元を取れるので、ぜひ活用してみてください。
・SUPERアカパックンを使う
お風呂の節水で最も効果があるのが「お湯を入れ替えないこと」です。これまで毎日お湯を入れ替えていた方は、2日に1回にすると大きな節水効果があります。
しかし、湯垢や臭いが気になるという方も多いです。そこでオススメなのが「SUPERアカパックン」という商品です。
お風呂に浮かべるだけで、お風呂の汚れを大幅に軽減してくれるという優れた商品です。特殊繊維で油を吸い取る商品で、船舶事故の原油を回収する繊維と同じ素材が使われています。バスタブの湯垢がなくなり、翌日に洗濯物をしてもニオイはありません。
手入れも必要なく、長期間持つのでオススメです。
・お風呂の残り湯を洗濯で使う
お風呂の残り湯を洗濯で使用することで、大きな節水効果があります。
洗濯で残り湯を使うことを嫌う方もいますが、すすぎは水を使用するので仕上がりは変わりません。ポンプは1,400円程度で購入できて、ホースにフィルターもあるのでゴミが入ることもありません。
・家族の人数によってお風呂かシャワーを決める
浴槽1杯分の水の量は、シャワーを15分間使用した量に相当します。お風呂を入れることでシャワーの時間を15分以上少なくできるのであれば、お風呂を入れた方がお得になります。
1人暮らしであればシャワーの方が安いですが、家族が多い場合はお風呂を入れるようにしましょう。
トイレでできる節水方法4選
次に、トイレでの節水方法を詳しく紹介します。
・大と小を使い分ける
トイレの「大」「小」は、気にせず常に「大」を使用する方が多いです。
大と小では、約20%程度の水の量が変わります。最新型の節水トイレでは、大4.8L・小3.4L程度になります。使い分けることで、長い目でみると節水効果は大きいです。
・節水型トイレに変更する
以前のトイレは大8L・小6L程度の水を流していましたが、最近の節水型トイレは大4.8L・小3.4L程度まで少なくなっています。節水型トイレに変えると初期費用は高いですが、長い目で見るとお得です。
・ロスカットを使う
「持ち家じゃないからトイレの買い替えはできない」という方には、「ロスカット」という節水アイテムがオススメです。
タンクに取り付けるだけで、トイレの排水量を30%以上抑えることができる節水グッズです。取り付けた後は、メンテナンスも必要ありません。
・外出先でトイレを済ませる
トイレは家庭の中でも水を使う量が多いです。可能な限り外出先で済ませてしまい、家でトイレを使うことは控えましょう。
キッチンでできる節水方法3選
次に、キッチンでできる節水方法を4つ紹介します。
・ため洗いをする
キッチンで食器を洗う時に、流しっぱなしにするのは効率が悪いです。
洗い桶でため洗いをすることで、水の量を大きく減らすことができます。洗い桶は足付きで底部排水できる物が使いやすいです。
・節水コマを使用する
節水コマは、水道の蛇口に設置することで節水できるアイテムです。通常のコマに比べて、水の量は半分程度に抑えられます。
・食器洗い乾燥機を使う
食器洗い乾燥機を使うと、水の量は手洗いに比べて10分の1になります。その分電気代金は増えてしまいますが、家事の時短にもなるのでオススメです。
番外編 雨水タンクを使用する
番外編としてぜひ紹介したいのが「雨水タンク」です。
雨水タンクとは、雨どいから集めた水を貯めておけるタンクのことです。設置方法は雨どいの一部を切りとり、専用の集水器を取り付けるだけです。
庭の水撒きなどに水道を使う必要がなくなるので、屋外作業をする方にはかなりの節水効果が期待できます。非常時にトイレを流すための水が確保できるなど、防災グッズとしても活躍します。
補助金を出してくれる自治体もあるので、防災対策としても検討してみるとよいでしょう。
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