ぷらっとこだまの予約方法4選とフリークーポンの使い方

新幹線の節約には「ぷらっとこだま」

“新幹線の節約には「ぷらっとこだま」”

新幹線での帰省・出張・旅行をするときに、「高いなぁ」と思ってしまいます。

飛行機だと同じくらいの金額で1日数本しか出ていませんし、夜行バスだと寝不足になってしまいます。結果として、多くの方が新幹線を選びます。

新幹線の節約術は少ないですが、今回はその中でも「ぷらっとこだま」を紹介します。名前の通り、のぞみ・ひかりではなく、こだまを使うのです。

こだまを使うことで価格が抑えられており、急ぎでなければとてもお得なプランです。詳しく解説していきます。

 

「ぷらっとこだま」とは?

ぷらっとこだまとは、JRが発売している切符ではありません。JR東海ツアーズが発行している、旅行プラン扱いの切符となります。

JR東海ツアーズがJR東海から一括購入し、バラ売りすることで通常の料金よりも安く設定されています。

また、のぞみと比べると格安になるだけでなく、「ぷらっとフリークーポン」というドリンク券がもらえます。

新幹線は高いため高速バスを使っている方にとって、ぷらっとこだまは検討するべき価値があります。

 

ぷらっとこだまの料金

“ぷらっとこだまの料金”

ぷらっとこだまの料金は、「通常期」と「繁盛期」で異なります。
 
 
「通常期」

東京・品川からの料金は下記となります。

名古屋 : 8,100円(通常10,880円)
京都 : 10,100円(通常13,600円)
大阪 : 10,300円(通常14,140円)

例えば、東京⇄新大阪間だと27%OFFになります。
 
 
「繁忙期」

繁忙期は、お盆や正月などの新幹線が混み合う時期に設定されています。

名古屋 : 9,300円(通常11,080円)
京都 : 11,400円(通常13,800円)
大阪 : 11,800円(通常14,340円)

繁忙期の方が、割引率は低く設定されています。

 

ぷらっとこだまのグリーン車料金

ぷらっとこだまの大きなメリットが、「グリーン車に安く乗れる」ことです。

東京・新大阪間でグリーン車に乗る場合、通常は18,920円が掛かります。しかし、ぷらっとこだまであれば、11,800円と格安です。普通車から+1,500円でグリーン車に乗れます。
 
 
「通常期」

東京・品川からの料金は下記となります。

名古屋 : 9,100円(通常14,470円)
京都 : 11,600円(通常18,380円)
大阪 : 11,800円(通常18,920円)
 
 
「繁忙期」

名古屋 : 10,300円(通常14,670円)
京都 : 12,900円(通常18,580円)
大阪 : 13,300円(通常19,120円)
 
 
こだまで時間が掛かっても、グリーン車で快適に行けるのは嬉しいですね。

 

ぷらっとフリークーポンの使い方

ぷらっとこだまでは、新幹線が格安になるだけではありません。ドリンクが1杯無料になる「ぷらっとフリークーポン」がもらえます。

ぷらっとフリークーポンとは、駅の売店で缶ビール(350ml以下)・缶酎ハイ・ソフトドリンク(630ml以下)と交換できるクーポンです。+100円でワインとも交換できます。

ぷらっとフリークーポンは、新幹線の改札内にある「ぷらっとドリンク券引換店」「ぷらっと・旅 クーポン引換店」で交換してください。

注意してほしいのが、車内販売では使えないことです。そもそも、こだまに車内販売はありません。

 

ぷらっとこだまの注意点5つ

“ぷらっとこだまの注意点5つ”

次に、ぷらっとこだまを買う上での注意点を紹介します。
 
 
・乗れるのは指定された新幹線のみ

通常は新幹線で指定席を購入すると、乗り遅れたとしても他の新幹線の自由席に乗ることが可能です。

しかし、ぷらっとこだまで乗れるのは、指定された新幹線の指定席のみとなっています。
 
 
・途中下車出来ない

通常の新幹線であれば、東京-新大阪間であっても、京都駅で降りるといった途中下車が可能です。しかし、ぷらっとこだまでは途中下車は出来ません。
 
 
・時間を変更出来ない

新幹線のエクスプレス予約では、時間変更も簡単に出来ます。しかし、ぷらっとこだまでは、変更はキャンセル扱いになってしまいます。

キャンセルの場合、10日前からキャンセル料が発生します。
 
 
・新幹線以外は乗れない

通常の新幹線であれば、新幹線を降りてJRに乗ることが可能です。例えば、東京駅で降りて新小岩までJRで行ったとしても、東京都区内なので電車賃は発生しません。

ぷらっとこだまの場合、このような特典はありません。あくまでも、新幹線のみ乗れるチケットとなっています。
 
 
・緑の窓口では買えない

ぷらっとこだまは旅行商品のため、みどり窓口では販売されていません。インターネット・JR東海ツアーズの支店・JTBで購入することが出来ます。

 

ぷらっとこだまのキャンセル料金

ぷらっとこだまでキャンセル料金が発生するのは、JR東海ツアーズが企画する「こだま号の指定席と1ドリンク引換券をセットにした募集型企画旅行商品」だからです。

「ぷらっとこだまのキャンセル料金」
・乗車11日前のキャンセルは0円
・乗車8~10日前は運賃の20%
・乗車2~7日前は運賃の30%
・乗車前日は運賃の40%
・乗車当日は運賃の50%
・列車出発後は無効

キャンセル料には特に注意しましょう。

 

ぷらっとこだまの予約方法

ぷらっとこだまを予約するには、3つの方法があります。
 
 
・JTBで申し込む

最もオススメなのが、近所のJTBで申し込むことです。

インターネットで申し込む場合、クーポンの送料200円が別途発生します。また、インターネットの場合はチケットの郵送も発生するため、出発の5日前までに予約が必要となります。

JTBであれば、前日まで受付が可能です。また、1ヶ月前から予約を受け付けています。
 
 
・JR東海ツアーズの店舗で申し込む

JR東海ツアーズの店舗でも申し込みが可能ですが、店舗数が少ないです。メリットはJTBと同様です。
 
 
・インターネットで申し込む

インターネットの場合は「e-ぷらっとネット」から申し込みが可能です。

店舗では支払いは現金かクレジットカードを選べますが、インターネットではクレジット払いのみとなります。

チケットとクーポンの送料に別途200円が発生します。また、出発の5日前までに予約が必要です。インターネットの場合でも、1ヶ月前から予約を受け付けています。
 
 
・電話で申し込む

電話で申し込む場合は、宅配での受け取りとJR東海ツアーズでの受け取りが選べます。

宅配での受け取り:出発の6日前まで
店頭での受け取り:出発の2日前まで

電話で宅配を選んだ場合、送料は350円となり、インターネットよりも割高です。電話の場合も、予約の受付は1ヶ月前からです。

 

ぷらっとこだまは人気がある

ぷらっとこだまを利用したことがある人は分かると思いますが、普通の新幹線に比べて格安なので人気があります。

すでに予定が決まっているのであれば、早めに予約することをオススメします。

また、私はグリーン車を利用しましたが、こちらは意外に空いていました。乗り心地も良く、4時間掛かりましたがのぞみよりも快適でしたね。

ぜひ、利用してみてください。




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