共働き家計管理のやり方3つとお小遣い制にするメリット・デメリット4選

共働きでもお小遣い制にするべきか?

共働きでもお小遣い制にするべきか?多くの家庭では、夫をお小遣い制にして奥さんがお金の管理をするケースが多いです。およそ50%程度の家庭でこの方法が採用されています。

諸外国では、お小遣い制はアメリカ20%・中国20%・イタリア7%・イギリス6%と少なく、日本が圧倒的に多いのです。

しかし、最近では日本でも共働き家庭が増えてきました。共働きでもお小遣い制にするべきか、また家計管理のやり方が分からないといった話もよく聞きます。

今回は、共働きの家計管理・お小遣い制について詳しく解説していきます。

 

共働き夫婦の家計を管理する3つのやり方

共働き夫婦の家計を管理する3つのやり方まず、共働き夫婦で家計を管理する場合の代表的な3つの方法を紹介します。
 
 
・夫婦で別管理パターン

正社員同士などで最も多いのが「夫婦で別管理パターン」です。

夫婦共通の口座は無く、住宅ローンと車の費用は夫、食費と光熱費は妻といった形で分けます。これらの費用を払ったら、残りは各自で管理します。

よく見るパターンですが、この家計管理方法ではお金が貯まりません。一緒に家計を管理してお金を貯めようといった意識にもならず、お互いの収支を管理しないので無駄な出費が多くなります。お互いが「もっと貯金してくれていると思ってた」という事態にもなりかねません。
 
 
・丸投げ管理パターン

夫もしくは奥さんのどちらかが家計を管理するパターンです。

家計の管理に関する調査では、約7割もの家庭が丸投げパターンとなっています。この方法のデメリットは、家計を管理しない側が無関心になることです。

しかし、一方がしっかりとしていれば、この方法が合う家庭も多いです。
 
 
・共通口座でお互いが管理するパターン

夫婦の収入を1つの共通口座に入金し、お互いが管理するパターンです。

この方法を採用している家庭は少ないですが、私が最もオススメする家計管理方法です。「夫婦で家計を管理するのは難しくないの?」と思うかもしれませんが、自動家計作成サービスのアプリを使えば簡単に管理できます。

私は、自動家計簿作成サービス「マネーフォワード」をオススメしています。マネーフォワードは、クレジットカード・銀行口座・証券口座・電子マネーなどの収支情報を一括管理できるサービスです。

例えば、スーパーでクレジット払いをすると、マネーフォワードに自動で「食費」に分類されます。また、電気料金が銀行口座から引き落とされると「光熱費」に分類となります。

夫婦のクレジットカードと共通口座をマネーフォワードに登録します。クレジットカードではほとんどの場所で決済できるので、夫婦が使ったお金がマネーフォワードに反映されます。

お互いにログインできるので、好きな時に収支を把握できます。また、現金を使った時はアプリから支出を登録しておくだけで、全ての収支が管理できるようになります。

↓「マネーフォワード」の詳細は下記の記事をチェック!
支出管理の無料アプリは「マネーフォワード」をオススメする3つの理由

 

共通口座で管理する場合のメリット・デメリット4選

共通口座で管理する場合のメリット・デメリット4選この共通口座でお互いが管理するパターンですが、メリット・デメリットがあります。そして、私はお小遣い制にすることをオススメしています。

「何で共通口座で管理するのにお互いをお小遣い制にする必要があるの?」と思うかもしれません。その理由は、全ての支出が見えてしまうと「またコンビニで買ってる。お菓子かな?」「飲みに行くのが高すぎる」といったことまで分かり、ケンカの原因になるためです。

お互いのお小遣いを例えば3万円までと決めて、お小遣いという項目で家計簿には入れます。これぐらい緩くしておくお金が無いと、家計管理が続かなくなってしまいます。

共通口座で管理するメリット・デメリットを紹介します。
 
 
メリット①「家計管理の意識が高まる」

夫婦がお互いに家計を管理するため、2人とも今の家計の状況が把握でき、家計管理への意識を高めることができます。

丸投げパターンの場合、どちらかが家計に対して無関心になりがちです。お互いの意識を高めることで、夫婦のお金に対する価値観も合わせることができます。
 
 
メリット②「節約志向になる」

お互いが家計管理をすると、お互いに使ったお金が把握できることになります。お互いが見られている状態なので、段々と節約志向になります。
 
 
デメリット①「ストレスが溜まる」

家計管理で一番のデメリットが、見られているストレスです。そこでお小遣い制にして、お小遣いの範囲は見られないようにすることが重要です。

意識が高いことは良いのですが、お互いを縛りすぎないようにしましょう。
 
 
デメリット②「不公平感が出る場合がある」

「自分はお小遣いの範囲で頑張っているのに、奥さんは色々とお金を使っている」といった不公平感が出るケースもあります。お互いのお小遣いの額など、しっかりと話し合った上でルールを決めましょう。
 
 
今回は共働きの方が採用した方が良い家計管理の方法や、お小遣い制について紹介しました。ぜひ参考にしてみてください。




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