運転の仕方で燃費は全く違う
同じ車を運転していても、走り方の違いで燃費は大きく異なります。
燃費を良くする方法を把握している人は、知らない人よりも圧倒的に燃費が良いです。長い目で見ると、かなりのガソリン代を節約することができます。
今回は、自動車の燃費を良くする方法・走り方について、詳しく解説していきます。
カタログに載っている燃費は参考にならない?
自動車のカタログを見ると、必ず燃費が記載されています。
しかし、この燃費は「10・15モード燃費」と記載されています。10・15モード試験というのは、測定装置の上に車を乗せて、実際の走行よりもかなり穏やかに運転します。
風の抵抗もなくブレーキもしないので、実際の燃費よりもかなり良い数値が出ます。一般的な街乗りでは、10・15モード燃費の60~70%ぐらいになるのが普通です。
燃費を良くする方法・走り方9選
それでは、燃費を良くする方法・走り方について詳しく解説します。
必要以上にアクセルを踏まない
信号が青になると、アクセルを踏み込んで走る方が多いです。
しかし、自動車は停まっている状態から急に発信すると、燃費が悪化してしまいます。必要以上にアクセルは踏まず、徐々に加速をしましょう。
一定速度で走る
知らず知らずのうちに、加速・減速を繰り返すケースがありますが、なるべく同じ速度で走ることが重要です。
加速を終えたらアクセルを緩めて、そこからはあまり踏み込まずに速度を保つようにしましょう。
クルーズコントロールが搭載されている車は、アクセルを話しても同じ速度を維持することができます。必ず活用しましょう。
アイドリング時間を減らす
エンジンをかけたまま停車するアイドリングは、可能な限りやめましょう。しばらく停車するのであれば、ガソリンを切るべきです。
プリウスやアクアなどには、アイドリングストップ機能が搭載されています。信号待ちでもエンジンが止まるので、燃費の向上に大きな効果があります。
車間距離を取る
車間距離が狭いと、前の車に合わせて加速・減速が増えてしまいます。
一定のスピードをキープするためには、車間距離を保つことが重要です。また、追突事故の危険も減ります。
適切な車間距離は「スピード−15m」となります。時速50kmで走行している場合、50−15=35mとなります。
エンジンブレーキを使う
エンジンブレーキを使っている時は、燃料の供給が止まります。
エンジンブレーキとは、アクセルを緩める・踏まない方法です。可能な限りフットブレーキを使わないことで、燃費向上につながります。
減速時や下り坂の場合、積極的にエンジンブレーキを使いましょう。
車内の荷物を減らす
車内にゴルフバッグなどを置きっぱなしにする方がいますが、燃費の悪化につながります。
どうしても重いものを積む必要がある場合、車内の前の方に置きましょう。トランクなど後ろに置くと、車体が少し上向きになり、空気抵抗が増してしまいます。
タイヤの空気圧を上げる
タイヤの空気圧が少ないと、地面との摩擦が多くなり燃費が悪くなります。摩擦を減らすことで、少ないパワーでもタイヤが回ります。
空気圧を上げるだけでなく、転がり抵抗の少ない「エコタイヤ」にすることもオススメです。
高速道路で飛ばさない
高速道路では、最も燃費がいいのが80~90km/hの速度です。
スピードを出せば出すほど空気抵抗も大きくなるので、高速道路では飛ばさないようにしましょう。
交通の流れを読む
交通の流れを読むことができれば、加速・減速を少なくすることができます。
また、停止の際にエンジンブレーキを使う余裕も出ます。前の車だけでなく、2台前の車も注意しながら運転しましょう。
ほとんどの方ができていないエコ運転
実際に道路で車を見ていると、ほとんどの方は燃費を良くする走り方が出来ていません。
すぐに出来るものではないので、注意しながらエコ運転を身に付けることが重要です。
1つずつで構わないので、燃費を良くする方法を意識しながら運転してみましょう。
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