年収400万円のマイホーム選び
「いつかマイホームを買いたいけど、年収が低くて難しい…。」と思っている方へ。
年収が低いからといって、諦めないでほしい。年収400万円の方でも、多くの方が良いマイホームを購入している。
マイホームを買うのが遅くなってしまうほど、返済期間が少なくなり選べる家が少なくなってしまう。年収が低くて今後あまり上がらない人でも、早めに住宅ローンを組むことで返済期間が長くなり、月々の返済額は減ることになる。
今回は、年収が低い人がどのようなにイホームを買っているのかを紹介する。
年収400万円で無理なく借りられる金額
あなたは自分が住宅ローンで借りられる金額を把握しているだろうか?ほとんどの方が住宅の営業マンに相談するが、営業マンは出来るだけ高い家を買わせることが仕事だ。
営業マンは「返済負担率が35%以下であれば無理なく借りられる金額ですよ。」という案内をする。年収400万円の場合、下記の計算だ。
400万円 × 35% = 140万円
つまり、年間140万円であれば、無理なく借りられる金額だと伝えられるだろう。
しかし、年収400万円というのは手取り収入ではない。実際には税金や社会保険料が差し引かれるため、手取り金額はもっと少なくなってしまう。
夫婦と子供2人の場合、手取りは「年収 × 83%」が相場だ。つまり、年収400万円であれば、手取り金額は330万円ほどとなる。
330万円のうち140万円を住宅ローン返済に充てるのは、本当に無理なく返せる金額だろうか?住宅ローンの割合が42%となり、とてもじゃないが無理のない金額ではない。
あなたが自分の借りられる金額を算出する際には、「手取り収入の25%」で計算するべきだ。年収400万円・手取り収入330万円の方は、年間約83万円となる。
年間83万円であれば、月69,166円が毎月の返済額となる。無理のない範囲だと言えるだろう。
年間83万円だと、2,300万円までであれば安心して借りられる金額となる。この計算方法は、今後マイホームを買う上で参考にしてほしい。
中古の一戸建てが狙い目
年収400万円であれば、2,300万円をローンで借りられることが分かった。頭金が用意できるのであれば、頭金と2,300万円を足した金額から、購入できる家を探そう。
最も狙い目なのは、中古の一戸建てだ。なぜなら、中古の一戸建ては価格が下がりにくいためだ。
中古の一戸建ては、築年数と土地の値段で価格が決まる。築年数が経つほど物件価格は安くなり、築20年が経った家は無価値だ。土地代だけが掛かることになる。
しかし、築20年の家はまだまだ住むことができる。家はきちんとメンテナンスをすれば50年ほど住めるので、築20年の家をリフォームするだけで見違えるほどキレイになる。
また、家を売る時にはマンションよりも高くなる。売る時に土地代は返ってくることを考えると、リフォーム代金だけで家が買えることになる。
マンションの場合、築40年になるとほとんど価値が無くなってしまう。売る時のことも考えて、家を選ぶようにしよう。
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