会計フリーソフトはクラウドサービスが急激に成長している
個人事業を行っている方にとって、会計の知識は必須だ。
私もブログを運営しており、本業はありつつも毎年確定申告を行っている。控除額の多い青色申告をしているのだが、会計士には頼まず全て自分で行っている。
そこで役立っているのが、会計のフリーソフト「MFクラウド会計」だ。これまで「やよいの青色申告オンライン」や「freee」を使ったこともあるが、これまで使った中で「MFクラウド会計が最も使いやすかった。
今年から確定申告をしたいと思っている方も、ぜひ活用してほしい。
ランキング形式で比較してみる
財務会計ソフトの中で、以前は圧倒的に「弥生会計シリーズ」がシェア・知名度ともにダントツNo.1だった。
しかし、現在はクラウド型の会計ソフトがシェアを伸ばしている。クラウド型とは、インターネット上でログインをして使用する会計サービスだ。どのパソコンからでもログインできて、会計ソフトの場合だとパソコンが故障すれば使えなくなってしまうが、クラウド型はインターネット上にデータが残るため安心だ。
そして、クラウド型の最も大きなメリットは「無料で使える」ことだ。「MFクラウド会計」「freee」が無料会員を始めたことで、シェアが奪われる弥生会計もクラウド型サービスを開始した。
この3つの中で、ランキング形式で紹介していく。
第1位 MFクラウド会計
MFクラウド会計の最も大きなメリットは、「銀行・クレジットカード・アマゾンなどと同期できる」ことだ。
銀行・クレジットカード・アマゾンの利用データを自動で収集するため、現金分を記帳すればよいだけだ。データから伝票を起こし、勘定科目も自動推測してくれる。
freeeに比べると、取り込みエラーが圧倒的に少ない。対応金融機関の数も多いが、それ以上にこの精度の高さの方がMFクラウド会計を選んだ理由だ。
また、MFクラウドは必要最低限のシンプルな構造だ。シンプルに入力できて、他2つに比べると圧倒的に使いやすい。
無料プランと有料プランで違うのは、下記2つの制限だ。
月間仕訳件数:15件
仕訳ルール学習:5件
この制限であれば、ほとんどの方は困らないだろう。「freee」「やよいの青色申告オンライン」に比べると圧倒的に無料プランが充実している。サポートの質も圧倒的に高い。
第2位 freee
テレビCMも実施しており、最もメジャーな会計フリーソフトが「freee」だ。
銀行やクレジットカードと同期できることは、MFクラウドと同じだ。会計知識が無い方でも、青色申告ができる内容となっている。しかし、税務知識が無くても使えるというのはメリットではないと感じた。
簿記の知識が必要なく入力できるように、入力方法が他の会計ソフトと比べると特殊だ。freee独特の形式となっており、いざ分からないときに利用できないというデメリットがある。
MFクラウド会計に比べると、入力のしやすさ・取り込みエラーの少なさで劣る印象だ。また、無料版だと「データ保持期間が直近1カ月のみ閲覧」「領収書データ保存 10枚/月」という制限があるので、無料では実質使えないのもデメリットとなっている。
第3位 やよいの青色申告オンライン
「やよいの青色申告オンライン」は、MFクラウド会計やfreeeに比べると自動取り込み機能が圧倒的に弱い。
クラウド型の会計サービスが流行ったためサービスを開始したが、現状では使わない方が良い。動作も遅く、同じクラウドサービスでもまだ完成していない印象だ。
会計ソフトであればオススメするが、クラウドサービスは現状利用する価値はない。
最もオススメの会計フリーソフトは「MFクラウド会計」
3つのサービスを利用した中で、私の最もオススメするのはダントツで「MFクラウド会計」だった。
会計知識が無く、今回だけ確定申告を乗り切りたいという方は「freee」を選ぶのもありだろう。しかし、これからも確定申告を続けていくのであれば、家計知識も付く「MFクラウド会計」を選ぶべきだ。
また、これまで弥生会計のソフトを使っていた方は、クラウド型に変更する場合「MFクラウド会計」の方が弥生会計に似た仕様なので、操作がしやすい。これだけのサービスを無料で利用できるので、ぜひ一度使ってみてほしい。
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