高校生のお小遣いはいくら渡せばいいのか?
この春から高校生になって、お小遣いをいくらにすればいいか悩んでいる方へ。
高校生のお小遣い調査によると、お小遣いをもらっている人の中で平均値は4,585円となっている。お小遣いは「定期的にもらっている」(52.9%)、「その都度もらっている」(22.3%)、「もらっていない」(24.7%)という結果で、4人に3人はお小遣いをもらっている。
高校生できちんとした金銭感覚を持っている子供は少ない。欧米では、小さい頃から夏休みや年末年始にアルバイトをする。自分で稼いだお金を親に渡し、その中からお小遣いをもらうのだ。お金という対価は、働くことで得られるということを身をもって学んでいる。
あなたが高校生の子を持つ親であれば、お金の大切さを教えることは重要だ。自分たちを育てるために親がどれだけの仕事をしているか、そしてお金の大切さを知ってもらうことで、一人暮らしをしても自分で生きていけるようになる。
まずは話し合うべき
お小遣いの金額を決める場合、まずは子供と話し合うべきだ。
お小遣いを意味もなく子供に定期的に渡し始めると、「お小遣いは親から当然もらえるもの」と考えるようになる。そして「友達はもっと多くもらっている。」「学年が上がったのだから増やしてほしい。」といった事を言い出すものだ。
「一般的に5千円だから」という理由で勝手に決めるのではなく、一度子供と話し合おう。子供にとって必要な物を聞き、納得してもらってからお小遣いを渡すだけで使い方が変わってくる。
また、お小遣いは千円札で渡すようにしよう。貯金がしやすくなるためだ。
何がお小遣いに入るのか
お小遣いの金額を決める前に、「何がお小遣いに入るのか。」を決めよう。
マンガ・ゲーム・お菓子といったものは、当然お小遣いから出すべきだ。その他に、「携帯代」「私服代」といった物は、私はお小遣いに含めるべきだと考えている。
例えば、月にお小遣いは1万円だが、携帯代は除いた残りの金額を渡すといった方法だ。この方法だと、月にどれくらい携帯電話に払っているのかが子供に分かる。
また、お年玉はあげる必要はないだろう。大きくなった時まで親が保管し、渡してあげるべきだ。足りない分はお年玉から払う子供も多いが、それでは金銭感覚は養われない。
貯金をする子供に育てよう
高校生のアンケートでは、「目標があり貯めている」21.0%、「目標はないが、貯めている」39.3%と60.3%が貯金をしている結果となった。
お小遣いの中で節約をして、少しずつお金を貯めて自分の好きな物を買う。このクセを子供の頃からつけておくと、将来にも必ず役に立つ。毎日ジュースを買っていたのが、家で水筒を用意するようになるといったことが自然にできることが望ましい。
子供の意見を尊重しつつ、甘くならないようにお小遣いを設定しよう。
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