夏のボーナス 使い道は決まってる?
もうすぐ夏のボーナスが支給されるが、あなたは使い道を決めているだろうか?
公務員の場合、夏のボーナスは6月30日に支給される場合が多い。また、民間企業の日程は様々だが、7月上旬〜中旬に支給する企業が最も多くなっている。
今回は、ボーナスの使い道について「消費平均金額」と「20代の動向」を、ランキング形式で紹介していく。また、一般的な使い方を把握した上で、どのように使うべきかを検証していく。
夏のボーナス消費平均金額
下記は、夏のボーナスについて、消費平均金額をランキング形式にしたものだ。
【1位】ローン返済 18万6531円(42.8%)
【2位】貯金 18万2031円(69.0%)
【3位】旅行・外出をする(海外) 14万6366円(10.7%)
【4位】子供の教育費 14万1953円(32.0%)
【5位】金融商品(投資信託、株式等)の購入・外貨預金など 13万386円(12.1%)
【6位】金融商品(投資信託、株式等)の補填 10万6400円(8.4%)
【7位】商品・サービスを購入する 6万5732円(63.8%)
【8位】旅行・外出をする(国内) 6万1902円(39.9%)
【9位】その他 8万4266円(33.3%)
1位が「ローン返済」ということに驚いてしまう。ローン返済はボーナスが支給されなかったとしても支払う必要があるため、本来はボーナスで支払うことは考慮すべきでない。「ボーナスが多く出たので繰り上げ返済を行った。」ということであれば問題ないが、あなたは大丈夫だろうか?
20代の男女を対象にしたアンケート「ボーナスは何に使う?」
次に、20代の男女を対象にしたアンケートだ。現代の若い世代はお金を使わないという印象があるが、それを物語るようなランキングとなっている。
「男性編」
【1位】貯金 47.1%
【2位】生活費の一部にする 25.0%
【3位】まだ決めていない 14.3%
【4位】ボーナスはでない 13.9%
【5位】投資 11.1%
「女性編」
【1位】貯金 52.0%
【2位】ボーナスはでない 20.8%
【3位】生活費の一部にする 18.4%
【4位】国内旅行・日帰りレジャー 12.6%
【5位】海外旅行 12.0%
男性は特に、消費をする気は全くないといったランキングだ。
節約家はボーナスを当てにするな!
あなたが今後お金を貯めたい!と思っているのであれば、ボーナスは当てにしないことだ。
毎月の給料で生活費から欲しいものまで全てやりくりできるようになれば、お金はどんどん貯まっていく。そして、貯金や老後資金に蓄えるべきだ。私はボーナスのやりくりについて、下記のように考えいる。
・貯金
「とにかく貯金をしなければ!」と思っている方は多いが、もっと深く考えて「貯金」を選ぶべきだと考えている。
例えば、医療用の貯金口座を作り、150万円を貯めるとする。この貯金があれば、家族に健康上の問題があった場合、医療保険がなくても対応が可能だ。つまり、医療保険に入っている方は、解約することもできる。保険を解約すれば、さらに貯金が増えていく。
また、現在は株高・円安のため、株安・円高になった際に貯金は有効だ。2020年の東京オリンピックまで好景気が続くと思っている方は多いが、私は東京オリンピックより前に問題が起こると予測している。
中国のバブル崩壊、アメリカの金利引き上げ、ユーロの崩壊など、全世界に不景気を及ぼす可能性は大いにある。東京オリンピックは好材料だが、こういった世界規模の問題が起きた場合は日本の景気にも直撃する。
日本は借金大国で1000兆円の借金があるが、外国から見ると財政は健全だ。個人貯蓄が1500兆円以上あり、税金を高くすれば借金よりも貯金が多い国家となっているためだ。
つまり、世界規模の問題が起こった際には、円に回避することで円高が引き起こる。円高・株安になれば、株・不動産といった資産が減ることになる。
今家を買うのであれば、しばらく待った方が良い。今後、必ず買いのタイミングがあるはずだ。それまでは貯金しておこう。
・確定拠出年金
確定拠出年金は毎月定額の金額を支払うが、毎月の給料からでなくボーナスから出すのはありだろう。
確定拠出年金の掛け金は、一切税金が掛からない。株に投資するのであれば、非課税の確定拠出年金で投資信託などを購入した方が圧倒的に有利だ。詳しくは下記の記事で紹介している。
↓確定拠出年金の詳細はコチラから
確定拠出年金のデメリット3選|450万人が利用する欠かせない資産運用術
・住宅ローンの繰り上げ返済
住宅ローンは可能な限り繰り上げ返済をするべきだ。繰り上げ返済をすることで、数十万円単位で金利を払う必要がなくなるためだ。
長い目でみれば、貯金がある程度あれば住宅ローンを可能な限り早く支払ってしまった方が有利だ。教育資金など直近のお金も重要だが、長い目で見て資産を形成しよう。
このように、貯金する・資産を運用するといっても考え方は様々だ。夏のボーナスの使い道ランキングを参考にしつつも、自分の資産運用と真剣に向き合ってほしい。
この記事を気に入ったら「応援」もしくは「SNSボタン」で共有しよう
【関連記事はこちら】