個人間カーシェアサービス「Anyca」(エニカ)とは?
あなたは個人間カーシェアサービス「Anyca」(エニカ)をご存知でしょうか?
最近では、マイカーを持たずにカーシェアリングを利用する方が増えました。節約部でも、大きな節約効果のあるカーシェアは度々取り上げています。
カーシェアリングサービスを行なっているのは、タイムズ・カレコ・オリックスの3社です。会員数が急激に増えており、様々な場所で見かけるようになりました。
そんな中、新しいサービスとして人気になっているのが「Anyca」(エニカ)です。このサービスが他とは違うのが、個人の所有する車を個人間で貸し借りできるサービスという点です。
車は持っているけど使う頻度は少ないという方は、使わない時間に貸し出すことで、収入を得ることが出来ます。
今回は、「Anyca」(エニカ)について詳しく解説していきます。
Anyca(エニカ)の利用料と使い方
まず、Anyca(エニカ)の利用料と使い方について解説します。
Anyca(エニカ)の利用料
会員登録費:無料
月額会員費:無料
プラットフォーム手数料:10%
とても分かりやすい料金体系で、売上の10%が運営しているDeNaへの手数料となります。
利用料金については、車の所有者が決めることが出来ます。時間単位の設定は、最低12時間からです。
売上は、翌月の最終営業日となります。振込総額が1,000円以上で振り込まれます。
Anyca(エニカ)の使い方
①スマホに専用アプリインストール
②場所・日時・車種から検索
③お目当ての車に予約リクエスト
④オーナーから連絡があり承認
⑤引き渡し場所で引き取り
クレジットカード決済なので、双方にとって安心です。
Anyca(エニカ)では、スマートキーのレンタルも行っています。スマートキーを使えば、いちいち対面する必要が無くなるので便利です。
Anyca(エニカ)のメリット3選
次に、Anyca(エニカ)を利用するメリットを3つ紹介します。
・収入が得られる(貸す側)
Anyca(エニカ)を利用している車のオーナーは、平均で月約25,000円の収入があります。
もちろん個人差はありますが、月25,000円あれば年間30万円の収入があることになります。車の維持費がほぼ払えるでしょう。
自分が使わない時間に貸し出すので、オーナーが使いたい時に使えないといった心配もありません。
・安い金額で借りられる(借りる側)
借りる側のメリットとしては、通常のレンタカーやカーシェアリングよりも安く借りられることです。
個人間のやり取りで手数料も10%なので経費が安く、驚くほど安い利用料金もよく見かけます。
・1度は乗ってみたい車に乗れる(借りる側)
Anyca(エニカ)では、安い車だけでなく1度は乗ってみたい外車も多く見られます。買うのは難しくても、Anyca(エニカ)で安く憧れの車に乗れるのは嬉しいですね。
Anyca(エニカ)のデメリット5選
次に、Anyca(エニカ)のデメリットを5つ紹介します。
・車が使えない期間がある
人に貸すので当然ですが、車が使えない期間が発生します。
自分が使わない時間に貸し出すので大きな問題にはなりませんが、「急に使いたくなった!」という場合もあるものです。
・走行距離が増える
こちらも当然ですが、車を貸し出すことで走行距離が増えます。走行距離が増えると、将来車検に出す時に査定額が低くなってしまいます。
・車の傷や部品の劣化
個人間のレンタルなので、貸出前に傷のチェックは欠かせません。また、運転の粗い人に貸し出した場合、確実に消耗品の交換サイクルは早くなります。
・事故の対応
車の運転なので、貸し出した人が事故を起こしてしまうケースがあります。
Anyca(エニカ)では、東京海上日動の1日自動車保険への加入が求められます。1日あたり1,500円の保険で、下記の補償内容となっています。
対人賠償:無制限
対物賠償:無制限
車両補償:300万円(免責15万円)
基本的には十分な内容ですが、事故が起きるとしばらく車が使えない期間も発生してしまいます。
・車両盗難は補償範囲外
車両盗難は、保険の範囲外となっています。
そのため、共同使用契約を結ぶ際に、車両が盗難された場合の金銭負担を記載しておく必要があります。
ユーザーは20代が多い
Anyca(エニカ)のオーナーは30代~40代が中心ですが、ユーザーは圧倒的に20代が多くなっています。
20代で車を持つ必要はないけど、デートやレジャーで使いたいという方が多いのです。
日経トレンディの2016年ヒット予測でも、「個人間カーシェアサービス」は第14位にランクインしています。若者に支持されており、これから拡大していくことは間違いありません。
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