貯金したい方に読んでほしい「年収200万円からの貯金生活宣言」
「年収200万円からの貯金生活宣言」(横山光昭:著)は、お金にルーズだと感じている人に読んでほしい本です。
この本で紹介されている貯金プログラムを実行すると、貯金ゼロ・借金が250万円あった方が、年収350万円のままで年間100万円の貯金ができるようになっています。
「クレジットカードをいつの間にか使い過ぎてしまう。」「自分の支出が把握できていない。」という方は、ぜひ読んでほしい内容です。今回は、内容のまとめを詳しく紹介します。
年収200万円からの貯金生活宣言|お金を貯める8つのステップまとめ
「こんな生活、続けていたらまずい。」そんなあなたが変わるためには、本書ではお金を貯める8つのステップを紹介しています。
①自分の性格とお金グセを知る
お金が貯まらない方の特徴として、「自分の支出を把握していない」という方が多いです。まずは自分の支出を把握して、お金に対する「性格」「お金グセ」を知ることが重要です。
「家計簿を続けるために!項目・費目は12項目までに仕分けるべき」という記事でも紹介していますが、家計簿は費目を絞ることで継続しやすくなります。また、最近では家計簿アプリも多く出ており、クレジットカードや銀行と連携ができるため、現金の支出だけアプリで記帳すれば、簡単に支出を把握できます。
②無理なくできるお金習慣を考える
まずは、無理なくできるお金習慣を考えましょう。
例えば、これまでスーパーに週2回行っているのであれば、週1回減らしてみましょう。これまでと同じように購入していても、買い物の頻度を減らすだけで大きな効果があります。
③今の固定支出を疑ってみる
支出が多い理由として、最も多いのが「固定費の無駄遣い」です。
「インターネット代を節約するために|知っておくべき節約術3選」でも取り上げましたが、インターネットの通信費は家計の大きな負担になります。
ほとんど使わない家のパソコンのために、光回線を契約していませんか?また、そこまで必要ない通信量の大きいプランに入っていませんか?
また、車の費用も大きな固定費です。「カーシェアリング比較!車代を3分の1にする」で紹介しているように、家の近くにカーシェアリングがあるのであれば、思い切ってマイカーを手放しましょう。マイカーを手放す節約効果は絶大です。
④貯金目標とお金以外の楽しめる行動目標も持つ
「何となく将来が不安だから貯金をする」というのではなく、「半年に1回旅行したいから貯金をする」という目標を立てる方が、お金は確実に貯まります。
お金以外の楽しめる行動目標を持ちましょう。
⑤今、お金を貯められる環境なのか判断する
マイカーローンやリボ払いなどがある方は、お金を貯める前に完済することに注力しましょう。金利の高い借金があると、貯金をするよりも完済することが最優先です。最短で返済できる計画を立てましょう。
⑥期間設定と数字で自分を知る
家計簿を3ヶ月ほど続けると、自分のお金の使い方が見えてきます。
自分の支出を把握できたら、期間設定して目標を立てましょう。例えば、「今月は通信費を見直す」「今月は買い物に行く頻度を少なくして食費を抑える」といった目標を立てます。
このように1つ1つ目標をクリアすることで、確実にお金を使わない体質になります。目標の期間設定は、90日間程度決めておくのが理想です。
⑦90日間での成果を振り返る
90日間の期間目標を振り返る時間を作りましょう。そして、結果を踏まえて再度目標を設定することが重要です。
⑧とにかく繰り返す!
この90日間のサイクルを、繰り返すことが重要です。ここまで出来るようになれば、支出を最小限に抑えることができます。
ケチケチ節約術より固定支出カットが節約の早道
節約と聞くと、「こまめにコンセントを抜く」「食費を減らす」といった節約術を実践する方が多いです。
しかし、ケチケチした節約術よりも、固定費のカットを最優先にしましょう。固定費のカットは最初の調整が大変ですが、節約効果が大きくその後は我慢することなくお金の節約が可能になります。
固定支出 : 家賃・携帯代・生命保険料・新聞代など
流動支出 : 食費・光熱費など
特に生命保険・通信費・新聞といった分野は、何となく今のプランを続けていることが多いです。この部分をしっかりと見直ししましょう。
消費・浪費・投資の見極めが重要
本書で強くオススメしているのが、「消費・浪費・投資」の見極めです。
消費 : 食料や住居費・水道光熱費・教育費・被服費・交通費など
浪費 : タバコ・酒・コーヒー・程度を超えた買物など
投資 : 習い事・本代・投資信託・貯金など
理想の目安としては、消費70%・浪費5%・投資25%となります。浪費は0%が理想なのかもしれませんが、時にはムダも許容することで我慢せず節約を続けることができます。
ただお金を貯めるのではなく、しっかりと投資にもお金を回しましょう。投資に回すことで、さらにお金が貯まる家計となります。
ぜひ、実践してみてください。
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