結婚後のお金のやりくり
「結婚してからお金のやりくりが出来ない」と悩む家庭は多いです。
独身時代は自分の好きなだけお金を使うことが出来ましたが、結婚をすると結婚式の費用・子育て・教育費・マイホーム・老後など、様々なことを考えてお金のやりくりをする必要があります。
結婚後のお金のやりくりについては、結婚をする前に話し合っておくことが重要です。2人で「マイホームはいつ購入する」「子供は何人」といった話をすると、どれだけのお金が必要なのか見えてきます。
今回は、結婚後のお金のやりくりについて詳しく解説していきます。
結婚後はお金の管理を一緒にするべき?
最近は共働きが増えて、お金の管理を一緒にしないケースもよく見られます。まずは、お金の管理を一緒にするかどうか検討しましょう。
お金の管理を一緒にするメリット①「無駄遣いが減る」
お金の管理を一緒にすると、お互いの支出が見えるようになります。
独身時代はコンビニばかり使っていた方でも、お金の管理を一緒にすると無駄遣いが減るケースが多いです。相手に支出が見えることで、自分を抑制することができます。
給料=自分のお金という考えが無くなると、お金を使わなくなります。
お金の管理を一緒にするメリット②「世帯全体の収支が分かる」
お金の管理を一緒にしない場合、世帯全体の収支が分からないというのが最大のデメリットです。
「マイホームの頭金が思っていたよりも貯まっていない」といった事態になるので、世帯全体の収支は必ず把握すべきです。
お金の管理を一緒にするデメリット①「ストレスが溜まる」
お金の管理を一緒にするデメリットは、ストレスが溜まることです。
お金に関して喧嘩をしてしまう夫婦は多いです。支出が見えすぎてしまうと、喧嘩の原因になることが多いのです。
お金の管理は一緒にした方がいいものの、お小遣い制にするなどストレスが溜まらないように考えましょう。お小遣い制導の家庭も多いですが、例えばお小遣いが3万円の場合、3万円を何に使ったかまでは詮索しないことがほとんどです。
お金のやりくり術4選
次に、お金のやりくり術について紹介します。
まず、お金のやりくりに関する調査では、妻が財布の紐を握っていることが多いです。
・妻が財布のひもを握っている家庭 65.3%
・夫が財布のひもを握っている家庭 20.1%
・夫婦別々に管理している家庭 13.9%
お金のやりくり術については、下記の方法から検討しましょう。
お金のやりくり術①「家計一体タイプ」
私が最もオススメしているのが「家系一体タイプ」です。共働き・片働きのどちらでもこの方法は実践できます。
夫婦の収入を全て一つにして、世帯としてお金を管理します。夫婦の両方が現在の家計状況が分かるのが最も大きなメリットです。
お金の喧嘩で多いのが、妻が財布の紐を握っていて、夫がお金に関して無頓着なケースです。結婚後のやりくりは、夫婦2人で行った方が上手くいくのです。
お金のやりくり術②「生活費だけ管理タイプ」
夫が収入から生活費だけを妻に渡し、妻が受け取った中でやりくりする管理法です。
デメリットとしては、妻から今の貯蓄が分からないことです。このケースでは夫が貯金をすることになりますが、夫が散財しても気づきにくいのです。
お金のやりくり術③「妻が一括管理」
家庭内のお金を全て妻が管理するパターンです。夫はお小遣い制となりますが、このやりくり術が最も多いです。しかし、デメリットも多い方法です。
まず、夫は一切お金の管理をしないため、家計に興味が無くなります。妻は頑張っているのに夫が無関心だと、喧嘩の原因になりやすいです。また、お小遣いに不満を持つ夫も多いです。
お金のやりくり術④「夫が一括管理」
先ほどのパターンと同じですが、妻ではなく夫が一括管理をします。
妻が夫の収入や貯金の実態を把握できないのがデメリットです。しかし、夫の方がお金の管理能力があるのであれば、この方法もアリです。
オススメは「家計一体タイプ」
私が最もオススメしている方法が「家計一体タイプ」です。
私の家では、夫婦で自動家計簿作成サービス「マネーフォワード」を使っています。
マネーフォワードはクレジットカードや銀行の情報をいくつでも連携できるので、現金を使った分だけお互いに入力すれば、家計簿が出来ます。
お互いが家計簿を確認できるので、夫婦2人で頑張ってお金を貯めることができます。収支が全て見えると「自分は頑張っているのに」と思ってしまうケースもあるので、お互いにお小遣いを決めるなど、ある程度の許容範囲は必要です。
ぜひ、実践してみてください。
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