水道代の節約はトイレから
水道代を節約する上で、最も大事なのは「トイレ」だ。
水道代の節約といえば、お風呂やキッチンだと思うかもしれない。しかし、家庭で最も水を使用しているのがトイレで、全体の28%となっている。
トイレ: 28%
お風呂 : 24%
キッチン : 23%
洗濯 : 17%
洗顔など : 8%
1人が1日に遣う水の量は、約230ℓだ。その内の28%なので、64.4ℓをトイレで使用していることになる。今回は、トイレでの水道代節約術を紹介する。
4人家族で月2,688円が掛かっている
トイレ1回あたりに、約2.8円分の水を使用している。4人家族で計算した場合は、下記となる。
1回あたり、約2.8円
1日あたり、約23.4円
月(30日計算)あたり、約672円
4人家族で月2,688円
この費用を少しでも節約することができれば、一生使うお金なので長い目で見ると節約効果が大きい。
トイレの節約術4選
トイレでの節約方法を4つ紹介する。
・「大」「小」を使い分ける
約半数の方は、トイレの「大」「小」を使い分けていないというデータがある。「大」は約8ℓ、「小」は約6ℓの水を使用しているので、使い分けることでかなりの水を節水できる。
大の時にも小で流す方がいるが、配管が詰まる原因になるので避けた方がベターだ。
・節水型トイレに変える
これから持ち家を買う、リフォームするという方は、節水型トイレに切り替えることをオススメする。設置する際に費用は高くなるが、従来品に比べ約1/3の水量で流すタイプも販売されており、長い目で見るとコストパフォーマンスは高い。
・ロスカットを使う
持ち家ではないという方にオススメなのが「ロスカット」だ。
タンクに取り付けるだけで、トイレの排水量を30%以上セーブできるという節約グッズだ。取り付けた後はメンテナンスもいらない。排水量をセーブするにも関わらず、水圧は維持できる。
一度設置すれば半永久的に節約ができるので、ぜひ取り付けてみよう。「ロスカット」の他にも、「ウォーターセーバー」といった名称で、トイレの節水グッズが販売されている。
・外でトイレを済ませる
究極の方法だが、そもそもトイレは外で済ませてしまおう。帰りの電車で最寄り駅から降りた時は、トイレに寄ってから帰るといった習慣を身につけると節約につながる。
ペットボトルをタンクに入れるのはNG
トイレの節約術でよく紹介されているのが、タンクの中にペットボトルを入れる方法だ。ビール瓶やレンガを沈めている方もいる。沈めたものの重さ分だけ水が節約できる仕組みだ。
しかし、この方法はオススメしない。トイレの排水溝は曲がりくねっているので、汚物を流すにはそれなりの水の量が必要だ。タンクの水の量はきちんと計算されており、水量が少ないと汚物のカスが残ってしまう。
カスがたまると詰まりの原因になるので、修理が必要になり逆に高くついてしまう。トイレの節約方法は、今回紹介した4つを実践してほしい。
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