上手な貯蓄方法を実践しよう
収入が自分と変わらないにも関わらず、「マンションを買った」「車を買った」という話を聞くと「なぜ自分の貯蓄は貯まっていないのだろうか?」と思う。
上手な貯蓄方法を実践している人は、節約術を仕組み化している。他の人と同じように生活していても、節約術を取り入れることで貯蓄が貯まるようになる。
今回は、上手な貯蓄方法を5つ紹介する。
・積立貯金
・携帯代の節約
・クレジットカード
・カーシェアリング
・節税
積立貯金
上手な貯蓄方法の1つ目は、「積立貯金」をすることだ。
まず、毎月5万円貯蓄すると目標を決める。そこで実践してほしいのは、給料が入ったらすぐに、5万円を貯蓄口座に移すことだ。
「毎月銀行に行って、5万円を振り込むのは面倒だ。振込手数料も掛かってしまう。」と思うかもしれない。しかし、この作業を自動化することができる。しかも、完全無料で自動化できる。
その方法は、住信SBIネット銀行の「定額自動入金」「定額自動振込」だ。この2つのサービスを駆使することで、どの銀行を使っていても、無料で毎月振り込むことができる。
・定額自動入金とは?
「定額自動入金」とは、あなたが普段使っている銀行から自分の決めた金額を移動させてくれるサービスだ。
毎月5日または27日に指定金額を自動入金してくれる。そこから4日間のタイムラグがあるため、毎月9日または31日に決めた金額が無料で移動されている。
例えば、あなたのメイン口座がみずほ銀行で、毎月5万円を定額自動入金するとしよう。給料が25日にみずほ銀行に入金され、27日に住信SBIネット銀行が5万円を自動で入金手続きする。
4日間のタイムラグがあるため、31日に5万円が住信SBIネット銀行に入金されることになる。この手続きを無料で行ってくれるのだ。
・定額自動振込とは?
定額自動振込サービスとは、その名の通り毎月決められた日程に決められた金額を振込をしてくれるサービスだ。
定額自動入金は日程が5日もしくは27日に決められているが、自動振込は1日~31日まで自由に日程を選ぶことができる。もちろん、毎月の振込金額も自由に決められる。
驚くべきサービスは、住信SBIネット銀行は他行への振込手数料が月3回まで無料となっている。定額自動入金も無料なので、完全無料で月3回まで口座から口座へお金を移すことができるのだ。
定額自動入金・定額自動振込サービスを利用すれば、「積立貯金」だけでなく「家賃振込」や「仕送り」など、今まで振込手数料が掛かってた取引が、完全無料で行うことができる。
貯蓄口座が決まっているのであれば、貯蓄口座へ資金を移すことで毎月定額が貯められる。家賃の振込を毎月しなければならない場合や、毎月仕送りを子供に振り込む場合など、定額自動入金・定額自動振込サービスは役に立つ。
住信SBIネット銀行は、ネットバンクの中でも圧倒的にサービスが良い銀行だ。ATM手数料はセブン銀行だと無制限に無料で、他のコンビニでも月5回まで無料でお金を降ろすことができる。
今まで振込手数料を払ってしまっていた方は、すぐに切り替えよう。年間でかなりの金額が節約できる。
携帯代の節約
あなたは携帯に毎月8,000円程度を払っていないだろうか?
「携帯代は8,000円で、インターネット通信料に3,000円払っている」という方は多いが、無駄な費用を払っていると認識してほしい。
携帯は2年縛りが多くなっている。つまり、8,000円×24ヶ月=192,000円となる。携帯の機種変更をする時は、192,000円の買い物をしていると意識しよう。
2014年は「格安スマホ」が流行した年でもあった。格安スマホを活用した一例を紹介する。
・通信費を月間6,398円にする
通信費を月間6,398円にする方法を紹介する。
今まで通信費に11,000円払っていた場合、毎月4,602円が節約できる。年間で55,224円の節約となるので、大きな効果が出る。
携帯は格安スマホを活用する。Googleが販売している「nexus5」のSIMフリー端末は、amazonで41,000円程度(税抜価格37,962円程度)で販売されている。
nexus5は高機能な機種で、個人的にはiPhoneよりも好きだ。もっと安い機種もあるが、費用対効果を考えるとオススメの機種となっている。
nexus5を2年間使用した場合、37,962円÷24ヶ月=月々1,582円だ。
次に、格安通信会社[DMMモバイル」で契約をする。DMMモバイルで契約した場合、1GBの通信料と音声通話で月々1,480円となる。
DMMモバイルは、NTTドコモの通信網を利用しているので、電話やネットはNTTと同じように繋がる。ドコモのように至るところに店舗を置いていないため格安で提供しているが、使い勝手は同じだ。
↓DMMモバイルの詳細はコチラ
格安スマホにDMMモバイルが登場!メリット・デメリットを解説
「通信料が1GBでは足りないのでは?」と思うかもしれない。そこで、月額料金2,743円の「Yahoo!WiFi」に申し込もう。
「Yahoo!WiFi」は、通信料の上限が無く使えるモバイルルーターだ。このモバイルルーターで、パソコンとスマホに両方つなげることで、大きく節約することができる。
Yahoo!WiFiは、とにかくエリア広い。ワイモバイルLTEネットワーク・ソフトバンク4G・ソフトバンク4G LTEに対応しているため、ソフトバンクが繋がる場所は繋がると思って大丈夫だ。
人口カバー率は99%となっている。これだけエリアが広いにも関わらず、スピードは下り最大165MbpsとWiMAXにも引けを取らない。
2つの周波数帯を束ねて通信を実現する キャリアアグリゲーション対応により、超高速データ通信が可能になっている。
↓詳しくは下記の記事をチェック
Yahoo!WiFiで通信料を節約する|月額料金2,743円で速度は文句なし!
通信費の合計は、1,582円(nexus5)+1,480円(DMMモバイル)+2,743円(Yahoo!WiFi)=月額5,805円(税込)となる。
通信費は安くなったが、スマホの性能は良く、通信料も無制限だ。モバイルルーターのため、外でノートパソコンを使用する時も使える。
これだけで、毎月の通信費は大きく節約できる。
クレジットカード
節約生活をする中で、クレジットカードの選び方は最も重要だ。クレジットカードが重要な理由は2つある。
・ほとんどの買い物で利用できてポイントが貯まる
・自動家計簿作成サービスと連携できる
現金派の人は、これまでかなりの損をしている。詳しく解説していく。
・ほとんどの買い物で利用できてポイントが貯まる
クレジットカードは、ほとんど全てのお店で利用できる。
ファミレスやコンビニでクレジットカードを使ったことが無い人は、一度チャレンジしてみてほしい。サインをする必要もないので、現金で支払うよりも簡単に決済できる。
クレジットカードで決済すると、クレジットカードのポイントが貯まる。ポイントは「現金還元」と「特定の場所で使えるポイント」がある。
「現金還元」は、あなたが10万円をクレジットカードで支払って、1万円分のポイントを使った場合、9万円が請求されるシステムだ。現金還元は、クレジットカードのポイントの中では最も使い勝手が良い。
現金還元ができるクレジットカードの中で、最も高い還元率は1.75%だ。「REXカード」と「漢方スタイルクラブカード」が還元率1.75%となっている。
例えば、あなたがREXカードを持っているとする。年間でクレジット決済をする金額は200万円だ。
200万円と聞くと「そんなに決済しない」と思うかもしれない。しかし、一家の支出を出来るだけクレジットカード払いにすると、200万円はそんなに高い金額ではない。
年間3万5千円(200万円×1.75%)が、現金還元されることになる。REXカードは、年間50万円以上を決済すると年会費は無料になる。
これまで現金で支払っている場合に比べ、年間で3万5千円の節約になる。これを使わない手はない。
↓「REXカード」と「漢方スタイルクラブカード」は、下記の記事で比較をしている。自分に合ったカードを探してみよう。
節約のために絶対知っておくべきお得なクレジットカードの選び方
「特定の場所で使えるポイント」は、「リクルートカード」や「楽天カード」が当てはまる。
リクルートカードは、貯めたポイントをじゃらん・ホットペッパービューティーなどのリクルートが運営するサービスで利用することができる。楽天カードであれば、貯めたポイントは楽天市場などで使用することが可能だ。
リクルートカードプラスは、年会費が掛かるものの還元率は2.0%を達成している。ここまで還元率の高いカードは他にない。
↓リクルートカード・楽天カードの詳細は下記をチェック
・リクルートカードプラスは還元率2.0%|最大限活用する方法10選
・楽天カードは還元率1%で年会費無料|審査も通りやすい
・自動家計簿サービスと連携できる
クレジットカードを使用するもう一つのメリットは、「自動家計簿サービスと連携できる」ことだ。
自動家計簿サービス「マネーフォワード」は、銀行・クレジットカード・証券会社などの情報を登録しておくと、利用履歴を全て一括管理ができるサービスだ。
クレジットカードの利用履歴は全て反映されるため、わざわざ家計簿を記入する必要がない。光熱費や生命保険の支払いも、銀行の利用履歴が反映されるため自動で記帳される。
現金で支払った場合は、当たり前だが記帳が必要となる。つまり、クレジットカードで出来るだけ支払いをすると、自動的に家計簿が作成されることになる。
家計簿を作成することで、「今月は使い過ぎた」「食費が掛かりすぎている」など、気付くことがたくさんある。問題に気付くと、自然にブレーキが掛かり出費を抑えることができる。
マネーフォワードは、これだけの高機能にも関わらず無料で利用できる。
↓マネーフォワードは下記の記事をチェック
マネーフォワード|絶対に挫折しない自動家計簿作成サービス
カーシェアリング
車の費用は、家計の大きなウエイトを占める。
最も大きなウエイトを占めるのは「住居費」だ。しかし、住居費も節約できる余地があるが、必ず掛かってくる費用となる。
しかし、車は持たなければ、大きく節約することが可能だ。車を持っている場合の費用を、一例として紹介する。
・ガソリン代:約6万5000円
・自動車税:3万9500円
・重量税:3万円
・車検:6万円
・自賠責保険料:1万5110円
・任意保険料(新規):21万円
・その他整備費:2万5000円
・駐車場代:24万円(2万×12ヵ月)
―――――――――――――――――
合計=68万4610円
※年間走行距離5000km以下を想定
※2年毎にかかる費用は1/2で計算
年間走行距離を5000kmに設定しているので、週末だけ乗る人を対象としている。週末だけ車を乗るにも関わらず、年間68万円はあまりに多い出費だ。
そこで、「カーシェアリングの活用」をオススメする。
カーシェアリングを利用すれば、利用分だけの支払いになるので大きく節約することが可能だ。近くに「タイムズ」や「三井のリパーク」のカーステーションがある場合、活用しない手はない。
↓カーシェアリングの詳細は下記をチェック
・カーシェアリング「タイムズカープラス」は超便利!メリット・デメリットを紹介
・カレコのカーシェアリングはタイムズよりも安い!首都圏の方は必見!
節税
上手な貯蓄方法で、見逃されがちなのが「節税」だ。
「私はサラリーマンで会社がしてくれるから関係ない。」と思っている方は、大間違いだ。ほとんどのサラリーマンが、確定申告をすることで節税できる。
会社が行ってくれる年末調整は、ほんの一部だと思ってほしい。税務署は「あなたは確定申告をすると、税金が返ってきます。」と親切に教えてくれないので、節税の知識が無い方は損をしてしまう。
↓サラリーマンの節税術は下記の記事をチェック
サラリーマンの節税対策5選|確定申告は必ず行うべき
まとめ
今回は、上手な貯蓄方法を5つ紹介した。
・定額貯金
・携帯代の節約
・クレジットカード
・カーシェアリング
・節税
この5つの方法を実践するだけで、年間で数十万円は違いが出る。しかも、節約術を仕組化しているだけで、今までの生活と大きな違いはない。
今日から実践できることもたくさんある。一つずつ実践してほしい。
この記事を気に入ったら「応援」もしくは「SNSボタン」で共有しよう
【関連記事はこちら】