個人向け国債は知っておくべき運用法
あなたは節約して貯めた貯金を、どのように運用しているだろうか?
株式投資や外貨預金といった積極的な運用をしている方もいれば、「絶対に元本割れは嫌だ」といって銀行預金に入れっぱなしの方もいるだろう。
今回紹介する「個人向け国債」は、「絶対に元本割れは嫌だ」という人を対象にした運用法だ。元本割れをしないにも関わらず、金利・リスクなど相対的に見て銀行の定期預金よりオススメできる商品となっている。
個人向け国債のリスク
個人向け国債のリスクは、銀行預金のリスクに比べても極めて小さい。国が破綻しない限り、個人向け国債はリスクが無いためだ。
「日本は借金が1,000兆円もある。破綻寸前じゃないか?」とニュースで取り上げられる場合がある。しかし、リーマンショックなどの世界的危機が起きた時に、日本円が安全資産として買われている。
これは、日本には借金以上に貯金(国民の資産)があるためだ。一般家庭を例にすると分かりやすい。
ある家庭で、1,000万円の借金があるとする。これだけ聞くと危ない家庭に見えるが、その家庭では2,000万円の貯金がある。
この家庭は、いざとなれば借金を全て返すことができる。これが今の日本の状態だ。
破綻したギリシャとは違い、日本の財政はまだ余裕がある。当面、銀行が破綻することは考えられるが、国が破綻することは無い。
「個人向け国債 変動10」がオススメ
個人向け国債にはいくつか種類があるが、オススメは「個人向け国債 変動10」だ。
半年単位で金利が見直され、最低でも0.05%の金利が補償されている。現在だと、0.6%前後で推移しているので、定期預金に比べると高い金利だ。
変動金利のため、今後経済が回復して金利が上がった場合、連動して個人向け国債の金利も上がる。
また、購入後1年を経過すると、過去2回分のペナルティを支払えば元本を保証して買い取ってくれる。つまり、1年持つと元本割れのリスクは一切ない。
「確実に無難」な運用をしたいのであれば、現在最もオススメできる運用方法だ。
また、個人向け国債は郵便局や銀行で購入することができる。個人向け国債は銀行などに手数料がほとんど入らないため、他の投資信託などをオススメされるかもしれない。
銀行が進める運用商品は、ハッキリ言って銀行が儲かるだけだ。今のところ、銀行が勧める商品に良い商品は無いと思ってよいだろう。
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