結婚式はゲストに満足してもらいつつ節約することが大事
最近では結婚式の節約は一般的となりましたが、ゲストに満足してもらう結婚式にしつつ、費用を押さえるのはとても難しいです。
結婚式に出席して、「ここはケチったんだな」と思った経験がある人は69%にもなります。その中で、具体的にケチったことが分かったのは、1位「料理」・2位「引き出物」・3位「花」となります。
この3つは費用を削減しやすい部分ですが、ケチったとは思われたくないですよね。だから結婚式の節約は難しいんです。
今回は、 結婚式はゲストに満足してもらいつつ節約するための14の知識をご紹介します。
時期選び
結婚式場を選ぶ上で、節約しやすいのが「時期を選ぶこと」です。
結婚式は、過ごしやすい春・秋に人気が集中します。また、仏滅はほとんど結婚式は行われず、大安・友引が人気です。
まずは、この時期を外すことを検討してみましょう。これだけで、数十万円単位で結婚式の費用を押さえることができます。
しかし、夏や冬は嫌だし、大安・友引以外に結婚式をするのは親が嫌がるという方も多いでしょう。そこでオススメなのが「直近の空いている日程を聞く」ことです。
結婚式の式場は1年前を目処に押さえることが一般的です。しかし、子供が出来てしまったり、その間に破局してしまった場合、式場の予定が空いてしまうことはよくあります。
式場としても一刻も早く空いた日程は埋めたいため、春・秋の大安・友引であっても、大幅に価格を下げてくれます。私は6月の友引に結婚式を行いましたが、半年前の予約だったので40万円ほど価格を安くすることが出来ました。
結婚式の打ち合わせは4~5ヶ月前に始まりますので、半年前の予約でも全く問題ありませんでした。式場を探す時は、まず直近で空いている日程を聞いてみましょう。
式場選び
結婚式を行う場所は、大きく分けると「ホテル」「ゲストハウス」「結婚式場」「レストラン」となります。
ゼクシィが行った会場別費用の平均に関する調査によると、レストラン281.1万円、ホテル・式場・会館内のレストラン292.9万円、ホテル359.8万円、一般の結婚式場352.8万円、ハウスウェディング(ゲストハウス)408.5万円となっています。安くするのであれば、私はレストランをオススメします。
レストランウエディングであれば、会費12,000円でご祝儀はもらわないといった方法も可能です。また、どうしても教会で式を挙げたいのであれば別ですが、こだわりが無ければ人前式でいいと思います。
教会の使用料を節約できれば、15万円ほどの節約になります。人前式をケチってるとは思いませんし、むしろアットホームな結婚式で印象が良いです。
ブライダルフェアに行った時の注意点4つ
ブライダルフェアに行った時から、価格交渉は始まっています。ブライダルプランナーと話をする時には、4つのことに注意しましょう。
・見積りは最大限の価格を提示してもらう
ブライダルフェアに行くと必ず見積書が提示されます。大体280万円程度が多いです。80名参加でご祝儀は240万円なので、持ち出しは40万円ですね。
しかし、この見積書は最小限の金額なので、この金額で収まることはありません。最低でも+80万円は固いですね。「こんな費用は想定していなかった」という方も多いです。
そこでオススメなのが「最大限の価格を提示してもらう」ことです。そこから削っていく方が、想定外なお金が掛からないためです。
ブライダルプランナーは嫌がるかもしれませんが、最大限の見積りをもらいましょう。
・クレジットカード払いが可能かどうか確認する
結婚式場によっては、クレジットカード払いが可能なお店もあります。
350万円の結婚式でポイント還元率1.5%のクレジットカードを使うと、52,500円分のポイントがもらえます。クレジットカード会社に連絡をして、支払い月は上限を高くしてもらう必要がありますが、5万円の節約はお得ですね。
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・持ち込み料の一覧表をもらう
結婚式は、その式場が提携している以外のサービス・物を使用する場合、持ち込み料が掛かります。主に持ち込み料が掛かるのが、引き出物・ドレス・カメラマン・花などです。
引き出物を式場で注文すると、式場の中間マージンが掛かっていることをご存知でしょうか?必要以上に高くなっているので、持込料が1人につき300円~500円高くなったとしても、自分で手配した方が安い場合が多いです。
1人につき300円の節約であっても、70人いれば21,000円の節約に繋がります。
ドレスも結婚式場の基本価格では気に入らなかったり、持ち込んだ方が安い場合があります。式場で頼むと高くなってしまうカメラマン・花なども、外部業者と比べてみましょう。
式場に行って見積りをもらう段階では、持込料の一覧は必ずもらっておきましょう。
・結婚式の会場で二次会ができるかどうか確認する
通常は結婚式場で披露宴を行い、二次会はレストランなど場所を変えて行うケースが多いです。
結婚式の費用を節約する上で、同じ場所で二次会もできるのであれば費用が安くなります。会場の費用は当然掛かりますが、式場の衣装をそのまま着られますし、着付けやヘアメイクも簡単な修正で済みます。レストランの場合、メイク代や着付け代が別途発生してしまいます。
二次会だけに来てもらう友人にも、結婚式を挙げた場所を見てもらえるのは嬉しいですね。披露宴で使用したウェディングドレスがお披露目できるのもメリットです。
打ち合わせで交渉するべきこと8つ
ブライダルフェアに行って式場が決まったら、打ち合わせでも様々な交渉を行う必要があります。結婚式の費用を節約する上で、打ち合わせで交渉するべきことは下記の8つです。
・料理
結婚式を行う上で、費用が掛かるのが料理です。友人の結婚式に行っていた時は気にしなかったと思いますが、1人当たり1万円~2万円が掛かっています。
料理の費用を抑えられると節約効果が高いですが、招待する方が楽しみにしているポイントでもあります。安易にケチるのは良くありません。
オススメの節約術は、低ランクコースの部分的ランクアップです。最低ランクの料理は1万円程度ですが、肉料理だけランクアップすると満足感が高いです。また、コースにグラニテ(シャーベットアイス)が付いていなければ、1品増やすことがオススメです。
魚料理と肉料理の間にワンクッションを入れるグラニテは、250~400円ほどです。安いのにメニュー表も1行増えるので、満足感が高いです。
肉料理のランクアップは800円程度なので、グラニテと合わせて1人当たり1,200円ほどです。1万5千円のコース料理を選ぶよりも、1万円のコースを部分的にランクアップすることで費用を抑えられます。1人当たり3,800円を節約できれば、80人の結婚式で30万4千円が節約できます。
また、デザートブッフェも人気ですが、コース料理に加えてデザートブッフェは量が多すぎます。必要ありません。
・ウエディングケーキ
入刀をするためのセレモニー用ケーキ(食べない物)を生ケーキに変更すると料金が上がります。
生ケーキはセレモニー用のケーキよりも小さいので、見た目の派手さがなくなり、写真映えもしません。特にこだわりがなければ、セレモニー用のウエディングケーキを選びましょう。
しかし、招待客の気持ちを考えると、結婚式では生ケーキを食べたいという希望も多いです。生ケーキは安い物で8万円ほどですが、高い物で15万円ほどします。これは、特注のケーキを作った場合に高くなります。
例えば、新郎新婦がテニスサークルで出会ったので、テニスをモチーフにしたケーキを作成したい、といった場合です。しかし、ケーキを特注にしたかどうかは出席者の記憶にはあまり残らないため、特注にする必要はないでしょう。
・ドレス
ドレスの持ち込み料が安いのであれば、ドレスの持ち込みを検討するべきです。しかし、多くの場合、ドレスは結婚式場のパックプランに含まれる衣装で済ませるのが最も安上がりとなります。
パックプランといっても、ランクアップをすると高くなってしまいます。白ドレスとカラードレスをランクアップした場合、10万円~20万円の追加料金が相場です。
結婚式費用を節約したいのであれば、パックプランの衣装から検討しましょう。色々と見比べると高いドレスを着たくなってしまいますが、そのドレスしか見ない出席者にとっては高いかどうかはわかりません。
・ブーケ
ブーケは白ドレスとカラードレスで違う物を使用する場合があります。しかし、ブーケは2つで5万円ほどするものです。
白ドレス・カラードレスの両方に合うブーケを選べば、1つで済みます。これだけで2万5千円の節約になります。
また、ブーケは持ち込み料が掛からない場合が多いです。さらに造花の方が圧倒的に安いので、造花を2つ作って1万5千円という選択肢もあります。
造花の場合、家に持ち帰って飾ることも可能です。生花に比べて見劣りもあまりないので、節約しても問題ない部分です。
・招待状/席次表/メニュー
最近はパソコンで調べれば、席次表や招待状のテンプレートを無料でダウンロードできます。プリンタさえあれば作れてしまうので、ぜひチャレンジしてみてください。
招待状・席次表・メニューは、持ち込み料が基本的に掛かりません。しかし、全てのペーパーアイテムを手作りすれば、20~30万円の節約になります。
招待状・席次表・メニューは、手作り感がある方が招待者には嬉しいものです。新郎新婦が入場するまでの話題にもなるので、招待者を楽しませるという点でも手作りがオススメです。
・花
結婚式の花は恐ろしく高いです。友人の結婚式に出席していた頃は気にしていませんでしたが、料理に次ぐ費用の割合を占めます。結婚式の費用を節約する上で、花の節約はポイントです。
両親贈呈用の花束はケチらなくても良いでしょう。また、新郎新婦のテーブルとケーキ周りも、写真に残るのでそれなりの物を用意した方が良いですが、華美にはしなくていいと思います。
しかし、受付テーブルや来賓控室のテーブルに花を用意する必要は全くありません。はっきり言って、誰の記憶にも残りません。
ブライダルプランナーは「何もないと寂しくなりますよ?」と言うかもしれません。しかし、受付の待合室では、例えば思い出の写真や安く買ってきたカワイイ風船などを持ち込むことで、楽しい雰囲気を作ることは可能です。
また、卓上の花も多少ボリュームを落とし、値引き交渉をしましょう。ボリュームを維持しつつ安くするには、緑を多く使うことをオススメします。お花よりも単価が安く、ボリュームアップすることが可能です。
ケーキカット用のナイフ・ドアの取っ手・階段の手すりなども花を勧められますが、全て必要ありません。カット用ナイフはリボンで十分です。
花の節約をすると、10~20万円ほど費用を削ることができます。
・引き出物
引き出物は出席者全員に渡す物なので、1人あたり500円節約しただけで、70人分だと35,000円の節約になります。
まず、持ち込み料をチェックして、結婚式場でもらったカタログと同じ商品がインターネットなどでないかチェックしましょう。持ち込み料が500円だとしても、商品価格が750円安ければ250円の節約になります。
また、外部業者を利用する場合、持ち込み料を負担してくれる業者も多いです。こういった業者を活用するのは賢い結婚式の節約法です。
・写真/ビデオ
結婚式場で写真・ビデオを頼むと、あまりの高額にビックリするでしょう。ビデオは後から見ることが少ないので、削っても良い部分だと思います。
自分が小さい時のビデオなどを見返す人は、後悔する部分なので頼むことをオススメします。
アルバムもデータだけもらえれば、ネットでアルバム業者に発注することでかなりの節約になります。これだけで20~30万円ほどの節約です。
プロフィールビデオは、外部業者に頼んだ方が安くて面白い物が作れます。また、当日の映像を使ったエンドロールは20万円程度しますが、当日のビデオを頼まずにエンドロールを頼んでもいいでしょう。映像はどちらかで十分です。
手作り感のある結婚式は喜ばれる
結婚式の費用を節約するためには、自分たちで準備することが多くなります。とても大変ですが、節約できる費用は高額なので頑張りましょう。
全て結婚式場で作成した物が並ぶ結婚式よりも、自分たちで準備した物の方が温かみがあります。節約ができるというだけでなく、手作り感のある結婚式は出席者にも喜ばれます。
ただケチるのではなく、節約しながら出席者に喜ばれる結婚式を目指しましょう。
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